2019年05月06日 月曜日

●臭っさーい、だから旨っまーい豚骨ラーメン 【ラーメン】萬龍@東区香住ヶ丘

今年も半年経たずだが、おそらく今年の博多豚骨ラーメンナンバーワンは「ラーメン駒や」@東区馬出。いみじくも博多豚骨ラーメン始原の一軒「博龍軒」の至近距離。鉄板焼き居酒屋を経営していた若き店主が、オールドスタイルの博多豚骨ラーメン好きが高じて、遂に居酒屋店舗を大改装してラーメン屋へ業態変更。

これまでの寸胴鍋に加えて、その3倍は収容量がある大型寸胴鍋をセンチ出来るようになり、スープの管理がやりやすくなった事で、ラーメン作りに余裕が持てた効能なのだろうか。まずチャーシューが低温調理に変えたのか、随分とモッチリと旨い。そしてナニより要のスープ。口当たりの軽やかさと、すぐその後に広がる豊かな豚骨ダシの風味と、心地よく鼻腔にへばり付く豚骨臭。

かつては当たりまにあった、臭っさ旨い豚骨ラーメンだが、最近の主流は臭くないマイルド豚骨。だが、街のアチコチにガラパゴスな臭っさーいラーメンが残存し、たまさかその存在を知った時の喜びと言ったら半端ない。

「昔なつかし博多の味!!」との看板文字が気になり続けていた「萬龍」@東区香住ヶ丘。ざっくばらんな外観同様に店内もいわゆる大衆中華料理食堂的さり気なさ。そして店に入った瞬間に、クンッと鼻を擽る臭っさーい豚骨臭のコノ感じこそ、オールド博多豚骨の真骨頂。

我が最愛豚骨店であった「未羅来留亭」@早良区西新を彷彿とさせる、澄んだ感ある醤油色の豚骨スープ。一口啜れば、瑞々しい口当たりのすぐその後にクイッと顔出す豚骨フレイバー。

そうそうコレコレこれなのだ。良かった、まだまだコノ手の臭っさーい豚骨に巡り会えるシアワセ。「職人が作り出した自然食 体においしさいっぱい 100%純とんこつスープ 最後の一滴までおいしいスープです」との店頭貼り紙に嘘はナシ。

at 20:37 | Category :

2019年05月05日 日曜日

●三角? 四角?? きつねうどんのおあげさん ~その三十六~


【うどんそば ふじや】長方形×3
きつねうどん430円
北九州市若松区北湊町4-9

北九州市若松区の人気老舗うどん店は、正方形の揚げを長方形に切ったものが3枚。て事は、この店の稲荷ずしは俵型なのだろうか?良い感じに甘い煮汁が染みた揚げを囓り、昆布らしきダシが優し旨い滋味スメと、ぷるりん解ける柔ゴシうどんを啜れば、お腹一杯&シアワセ一杯。



【ひの木屋うどん】大判三角×2
きつねうどん480円
佐賀県佐賀市三瀬村三瀬1701-19

福岡県と佐賀県の県境、三ツ瀬峠のうどん茶屋「ひの木屋うどん」は、大きめの三角お揚げさんが2枚。こりゃ旨そうだと、先ずはスメを啜れば、干し椎茸だろうか?豊かに広がるダシのうま味あま味。うどんも、茹で置きながらも、もっちり抗う豊かなコシと小麦の風味。程良く甘い煮汁の揚げのシャクッと食感が、絶好な味変アイテム。ナルホド、これこそきつねうどんのあるべき姿と、今さら納得しつつ、ウットリ完食。

あぁ旨かったと精算していると、レジ横に山田洋次監督の手書きサイン?!ナンでも「男はつらいよ」の撮影が隣町の佐賀県富士町で行われた際に、立ち寄られたとか。てぇ事は、寅さんもここのうどんを啜ってイッタのだろうか?
「見上げたもんだよ屋根屋のふんどし、たいしたもんだよひの木屋のうどん」


【へんろみち】巨大四角×1
特性きつねうどん700円
大分県大分市都町2-1-26

大分市きっての歓楽街の一角なのにお昼にしか営業しないという独特な営業スタイルなれど、ここ何年も食べログの大分県うどんランキングで首位を維持し続けている、名実とも大分を代表する超人気うどん店の「特製きつねうどん」。

安心院産の大豆「むらゆたか」を100%使用し、ふっくら炊きあげたというお揚げさんは、20センチ四方×厚み1センチの超大型。ウシシと囓れば、ジュワァ~と溢れる煮汁とスメのWダシの風味と、揚げの芳ばしい大豆のあま味。

みっちりと密な食感のうどんの豊かな小麦の風味と、同じ九州ながらも博多うどんとは恐らくダシ素材のチョイス&調理が異なるであろう、ふくいくたるうま味とあま味。豊かな特製きつねの旨さに対等に、いや、一杯の主役の座を守り続けるかけうどん自体の旨さ。

今は亡き樹木希林さんの「時間ですよ」出演時の名フレーズである「ジュリィ~~」よろしく、「へんろみちぃ~~」と心の中で絶賛しつつウキウキ完食ぅ~~。

at 18:20 | Category :

2019年05月03日 金曜日

●三角? 四角?? きつねうどんのおあげさん ~その三十五~


【きりん屋】長方形×2
分厚いおあげうどん540円
大阪府大阪市中央区平野町3-2-2

香川県高松市の老舗うどん店「さか枝」で修行した方が大阪市に昨年11月に開業した立ち食いうどん店「きりん屋」のきつねうどんは、厚さ1センチ弱の分厚い&10センチ×20センチのドデカいお揚げさんが、2枚。
福岡県宗像市にもさか枝出身の「そめ家うどん」が営業しているが、店主に訪ねると、ナンと同じ時期の修行仲間とのこと。ナルホド、だからゴツい食味のうどん×スキッとシンプルなスメの味が相通じている。て事は本家さか枝もこのようなうどんなのだろうか?


【かかし】四角×2
きつねうどん460円
福岡県糟屋郡志免町志免中央3-8-8

志免町の人気老舗そばうどん屋「かかし」。おそらく蕎麦がメインの店なのだろう、一番人気は関東の大衆そば屋定番の「カレー南蛮」で、周りの多くが啜っている。なれど初志貫徹し頼んだ「きつねうどん」は四角のお揚げさんが2枚。三角お揚げさんが主流の福岡で四角=店の出自によるものなのだろうか??


【大國屋】三角×3
きつねうどん420円
福岡県朝倉市千手255-1

2017年7月の朝倉地区豪雨で店舗が土砂で埋もれてしまった「大國屋」が、昨年10月に朝倉市の秋月近くに移転オープン。秋月で桜の花見を楽しんだ後立ち寄ると、広々した店内は満席。

僅かに空いたカウンター席に滑り込みたのんだ「きつねうどん」は、よれた三角お揚げさんが3枚。形状から稲荷ずし用の流用か?と思いきや、甘さ控えめの調味具合に、シャクッと食べ応えある食味から察するに、おそらく専用。

醤油カエシにたよらない、ダシのうま味で勝負のスメに、プニッと抗う愛らしい自然な柔ゴシのうどん。かつて筑後川流域で営業していた頃そのままに、いや、地味に&確かに超える旨さに感激。店内の繁盛具合は、近場の秋月が花見シーズンだから?豪雨災害に負けず復活営業したから??いやいや間違いなく、うどん自体のこの旨さこそその理由と確信しつつ、一気完食。

at 21:02 | Category :

2019年04月29日 月曜日

●放るモン?いや、頬張るモン! 【うどん】ホルモンうどん廣福@糟屋郡志免町

きっかけは「kiji」の記事。広島市西区はネイティブなホルモン食文化圏エリアで、「ホルモンの天ぷら」?を「客が包丁で切って食べる」?!そして、〆にホルモンでスープを取った「でんがくうどん」が食べられる??!!。

ナニせ真性麺&ホルモン好き。かつ、色モン食べモン大好きだモンっ。で、是が非でも啜りたひっと昨年のGWに広島ツアーを敢行するも、案の定、その手の地元密着型の飲食店は、ことごとく休み……。

いつかリベンジするぞと機会をうかがっていると、福岡新麺情報通のブログに衝撃の記事が上がる。えぇっ、福岡市南部の糟屋郡志免町に、廣島ホルモンうどんを食べさせる、その名も「廣福」がオープンしたの?!

我が最愛二郎系ラーメン店の一軒である「島系本店」の軒並びに「廣島最強B級グルメ」「ホルモン天ぷら ホルモンうどん 廣福」の看板。真新しい純白の暖簾を潜ると、カウンターにズラリとホルモンの天ぷら。

店員に伺うと、広島出身のオーナーが、福岡にも廣島ホルモン食文化を知らしめたいと、今年の1月にオープンさせた店なのだとか。

ホルモンのメニューは「ホルモン天ぷら」と「ホルモンうどん」「ホルモン汁」「ホルモン鉄板」に、持ち帰り専用の「廣ほる揚げ」の5種類。

ホルモンうどんは、ホルモンで取ったスープにうどんを合わせて、具には煮込んだホルモンがのるとの事。ならば、ホルモン天ぷら3種とホルモンうどんがセットになった4月限定ランチメニュー「ホルモンうどんセット500円」をたのむ。

ほどなく、ホルモン天ぷらが3種が供される。はちのす、せんまいにがつだろうか?卓上に用意すれたのは包丁ではなく、料理用ハサミ。それぞれ一口大に切り分けてから、店員さんのお薦め通りに、酢醤油と唐辛子味噌に付けて囓れば、味わい深いホルモンならでは、それぞれに異なる食感と味わいの万華鏡。

いやあ旨いね、ホルモンの食べ方として天ぷらは十二分にアリアリだっとアレコレ囓っていると、ホルモンうどんが供される。丸形の中細うどんに、よく煮込まれたたしきホルモンが数種の部位。スメは醤油カエシを用いない、出汁の旨みがダイレクトに味わえるタイプ。

店員さんの薦めに従い、件の唐辛子味噌を添えて、先ずはスープとひと啜り。おそらく下処理が徹底されているのだろう。ホルモン特有の臭みは一切なし、じわぁーと広がるホルモンの出汁の旨みが染みる滋味。

合わさるうどんは、しっかりと加熱された柔麺具合がググッと我がツボ。当然、スメとの絡みもすこぶる良好。しっかり煮込まれたホルモン各部位のプルっ&サクっ食感とのコラボも悦楽。ホルモン各部位それぞれの旨さをトコトン楽しみつつ、ウットリ完食。

持ち帰り専用の「廣ほる揚げ」。辛味バージョンと塩バージョンが選択できるも、ロートル我が身は迷わず塩。部位それぞれに、それぞれの食感とうま味。放るモン?いや、頬張るモン。ホルモン嫌いには地獄だが、ホルモン好きには天国美味な料理の数々に、是非またの再訪を誓う。

at 21:51 | Category :

2019年04月28日 日曜日

●シアワセな再会 【ラーメン】月光軒@博多区上川端

いみじくも平成から令和へと新らし元号へ変わる間近に、嬉しい再会。第一二六代天皇陛下御即位を祝う国旗はためく川端通りを、「月光軒」へ向け博多リバレイン側へ歩く。

商店街の博多リバレイン側の入口にほど近い、地階の小さな飲食街に洒落た暖簾と電照看板。暖簾を潜ると、正面カウンター席奥の厨房に、望月さんのお懐かしい笑顔。

出会いは14年前の「麺家もち月」。福岡市南部の住宅街入口にオープンしたその店を訪ねると、ドカンッと濃厚なスープのオーソドックスな豚骨ラーメンだが、入る器は今でこそポピュラーになった、逆円錐状にそそり立つモダンな形状。そしてチャーシューもモモ肉の「赤」とバラ肉の「白」からチョイスできるオペレーションと、創意工夫がなされた一杯が印象的だった。

そして2年後に博多駅南に移転後、中華そば屋「支那そば月や」へ業態変更するも、ドンブリ一面を覆い尽くす大判チャーシューに、あたかもうどんのような扁平中太縮れ麺に、「ゆず星」や「辛味星」などの「薬味星」の提供など、コレまたクリエイティブな中華そばだった。

その後、繁盛していた支那そば月やブランドを捨て、海外で新規ラーメン店の立ち上げに携わっていらっしゃると聞いていたが、最近、ご本人のInstagramに、新しいラーメンの試作写真が数々のぼる。コリャもしかして…、と期待していると、とある麺友さんのInstagramに「月光軒」なるラーメン店のオープンを知らせる写真。

さすがクリエイティブなラーメン名職人、麺は「中華そば」が「しょうゆ」と「しお」に「煮干しそば」の3種が、それぞれ「チャーシューそば」と「わんたんそば」の計9種に、「麻辣そば(辛)」が「ミンチ増し」「ニラ増し」の計3種と、「つけそば」と『昆布水つけめん」の、トータル14種類がズラリとラインナップ。

いずれ劣らぬ魅惑のラインナップ!なので、夫婦麺喰いの強みを生かして一気に三麺を啜る。店スタンダードらしき「中華そば」の「しお」は、数種類の地鶏の丸鶏、首ガラ、鶏脂を適温で8時間炊いたというスープのうま味が遺憾なく&トコトン楽しめるっ。

そして、長崎産片口背黒と千葉県産平子をブレンドしたという「煮干しそば」は、特有の金気や苦味が嫌味になる寸前まで旨味を出し切ったダシのうま味あま味っ。スルルと軽い食味の中細偏平麺と、シャリッと玉ねぎがリッチテイストなスープと相性抜群。加えてチャー種も特製香味タレに漬けた国産豚肩ロースに、出汁塩麹漬けの国産鶏ももが、共にモッチリ美味な低温調理仕上げ。更に「国産プチトマトの和風マリナード」と「出汁漬けうずら卵」までトッピングされた、超ウルトラな高スペック仕様。

さらに「昆布水つけめん」は、「麺道はなもこし」を彷彿とさせる、濃い茶色の中太平麺。まずは店主の薦め通りに、昆布水に付けられた麺をフランス産ゲランドと、沖縄産自然塩などの特製ブレンドミネラル塩に付けて啜れば、おほほぉ、豊かな小麦の風味うま味っ。ならばと薬味の海苔を添えて、温つけスープに潜らせ啜れば、豊かに広がるダシのうま味と微かに漂う酸味の後味が、ことさらに麺の旨さを際立たせる。
いやぁ旨いな、コリャ旨いっ。どの麺もいずれ劣らぬ名作揃い。うん、ならば、是非ともチョクチョク再訪して、目指せ全メニュー制覇っ。

at 04:00 | Category :

2019年04月01日 月曜日

●日々の期間限定麺

「大島ラーメンあづまや」@中央区六本松「大島ラーメンあづまや」@中央区六本松の春季限定は「春薫潮ラーメン」。シンプルに旨い基本のダシに、魚介の風味と揚げネギの香ばしさが映える一杯。

春は魚介?「ラーメン屋游」@城南区荒江の春限定「油そば」は、どっさり盛られたイリコの魚粉が味の要。加えて、中太麺の絶妙柔揚げがイイ仕事しまくり。結果、タレや魚粉や、半熟卵の黄身と密に絡まり、ソリャもう旨いのナンのっ。

「かなで食堂」@春日市須玖南×「中華そば かなで」@博多区東比恵の期間限定麺姉妹店競演。中華そば かなでは「春のあさり潮そば」は、アサリのダシとバター?の風味が効いた、何処か洋風なスープの旨味。ワカメの香も手伝って、口の中は春爛漫。

対して、かなで食堂の「白はまぐりの澄まし醤油ラーメン」は、澄まし醤油の効能か?蛤のダシがシミジミ染みる滋味。と、それを際立たせる白ネギの辛みと、三つ葉の風味。ロートル麺馬鹿オヤヂにとっては、今回の姉妹店限定麺競演は、かなで食堂の勝利。


チャンポン全国チェーン「リンガーハット」の春は「あさりたっぷり春ちゃんぽん」。『たっぷりの蒸焼きにした「あさり」と、三重県産の「あおさ」、春が旬の国産「三つ葉」がのっている春らしさあふれるちゃんぽんです。昨年より「あさり」の量を大幅に増量し、インパクト満点です。また、今回はあさりを“蒸焼き”にすることにより、あさりの香ばしさと旨味をより引き出しました。スープは、あご出汁を主体として、ポークガラスープでコクと旨味を追加した特製W(ダブル)スープです。三重県産の「あおさ」とよく絡み、磯の香りが春らしい味わいを演出します。』ナルホドかなりの力作だ、イヤハヤ旨い、こりゃ旨いっ。

at 01:16 | Category :

2019年03月19日 火曜日

●日々のネオ博多うどん

福岡発の「仁○加屋長介」や力の源カンパニーの「博多うどん酒場イチカバチカ」などの東京進出も手伝って、一気に全国区となった感ある博多うどんだが、最近福岡市内にも、新しい美味しさを提供する新店が次々とオープン。

福岡市での讃岐うどんブームを牽引した「福岡麺通団」。今は閉店してしまったが、勤めた方々が、「讃岐うどん茶ぶ釜」@中央区大濠公園「うどん こまる」@中央区平尾など、数多くの美味うどん店を開業。

今月オープンした「粉やなぎ」@中央区平尾も然り。元は福岡麺通団で店長を務め、最近は24時間営業の博多うどん名店「弥太郎うどん」にも勤められていた小栁マサトさんが開業した店なのだとか。メニューは4~5種と絞り込んでの開業のようだが、いずれも独自のひと工夫された創作うどん。

店一押しの「クレソンうどん」は、店主の職歴そのままに、讃岐うどんベクトルの、もっちりと深いコシのうどんと、抑揚感の節系ダシが絶品な博多うどんベクトルのスメ。加えて、シャリッと絶妙なクレソンの風味と、スメの熱で食感と風味が徐々に変化していく艶っぽさ。

今年の1月にオープンにした「饂飩おおた」@中央区大名「食堂えぶりお」@中央区春吉の姉妹店。「トマトたまごとじ」や「黒豚ネギ」など面白美味そうなメニューが並ぶが、ロートル麺喰いオヤヂは「初うどん店はゴボ天」。昆布らしきダシのうま味に存分に母性を感じる優し味のスメと、スルルと小気味よい啜り心地のうどんに、カリッと芳ばしい薄切りゴボ天の味わいコラボと少なめのポーションが、カフェ系フェミニン美味。

讃岐で修行経験を持つ店主が作る、テロリと柔ゴシ扁平うどんが独特美味な「恵味うどん」が今月、中央区薬院から六本松へ移転オープン。それに伴い全メニューが値上げされたようだが、それを補ってもあまりある我がツボ美味。

以前より更に風味が増した、イリコ由来と思われるダシの、絶妙な抑揚感が、ソリャもう絶品。ギンギンに金気さえ感じるイリコだしは讃岐うどんには多々あるが、嫌味になるギリギリ手前の、ひたすらうま味のみを出し切った、この寸止め感が染みる滋味。

櫓状に組み揚げられたゴボ天も、以前よりゴボウが太めで、かつホックリと調味茹で上げられてから、揚げられている。なので、カリッとホクッと奥深い旨さにメロメロ。以前よりも更に旨くなったスメを生かすべく、別皿で供されるオペレーション変更にも、店主のうどん愛をヒシヒシと感じる美味さ。

at 00:35 | Category :

2019年03月06日 水曜日

●日々の麺屋酒

一昔前は、麺屋でチョイ呑みと言えば、蕎麦屋のイメージだった。東京では、蕎麦味噌やだし巻き卵をアテに、キュキュッと日本酒を楽しみ、締めに蕎麦を啜るのが、粋な蕎麦屋の楽しみ方と聞いていたからだ。

だがしかし、考えてみると、ここ博多は古くから、うどん屋でチョイ呑み文化圏。中央区渡辺通の「弥太郎うどん」の夜営業は、完全に居酒屋状態だし、昨年末に閉店してしまったが屋台「あや」は呑んだ後の〆のうどんが人気の老舗だった。

そんな博多の洲崎町に2003年4月、「つきよし」がオープン。鮮魚店で働いていた店主が出す、安くて旨い魚料理と〆の手打ちうどんが大人気となり、予約ナシではなかなか入れない超人気店となる。そして、2010年8月には「仁○加屋長介」@中央区薬院がオープン。背の高い店内の壁一面にズラリと並んだアテのメニュー書きに呑兵衛気分がそそられる名店で、現在の博多うどん居酒屋ブームを牽引する。

 

大濠公園の横に2014年にオープンした「讃岐うどん茶ぶ釜」も、当初はうどんのみの提供だったが、現在ではチョイ呑みも楽しめる。しかもナンと、昼酒大歓迎との事。

春野菜とイカのぬた和えや、うどんのダシで火を通した菜の花など、季節感満載のアテの数々。昼酒はアテ1、2品に日本酒1合でサクッと済ますべきなのに、ツイツイ4品&熱燗2合&〆にゲソ天ぶっかけを温で啜る。


そして博多では、うどん屋よりもっとメジャーな「麺屋でチョイ呑み」が、ラーメン屋酒。最近の我が大ヒットが「まさちゃん」@中央区薬院。アテ3品にアルコール1杯と〆のラーメン1杯がセットの「晩酌セット」がナンともウレシイ1500円。菜の花のおひたしや、鶏つくねと白菜の暖か煮など、チャンと美味しいアテを芋のお湯割りで楽しみ、コレまたシッカリ美味しいラーメンで締める。

唯一残念なのが夜だけの営業時間。この手のチョイ呑みラーメン屋は、休日午後に、店内の高い位置のテレビから流れる野球のデーゲームを眺めつつ、ゆるゆる楽しみたひっ。

at 12:06 | Category :

●日々のカレー麺

寒い時期に恋しくなる麺と言えば、チャンポンや鍋焼きうどん、釜揚げそばなど、調理法によって熱々食感な麺と、酸辣湯麺やカレーうどんなど、発汗作用を促すピリ辛麺。

「うどん満月」@中間市のカレーうどんは、店主自らがインドへ渡りカレーを勉強したという本格派。様々なスパイスが利いた刺激的なカレーを生クリームと卵黄がソフィスティケート。豊前裏打会ならではの、プルプルもちもちうどんと絡めて、ハホハホ啜り、7割方食べたところで、小皿で供されたうどんのスメを加えて、味変を楽しみつつ、ウットリ完食。

様々なスパイスや調味料の組み合わせにより完成するカレー料理の奥深さは、調理人の創作意欲を、その味わい通りに刺激するのだろうか?「さぬきうどん大木戸」@中央区舞鶴は先月、1週間期間限定の「カレーうどんウィーク」を開催し、昼と夜で異なるカレーうどんを提供。

もともと夏と冬で異なる調理のカレーうどんを提供してきた大木戸だが、カレーうどんウィークの夜の部では更に、このイベント用に開発した「グリーンカレーうどん」を提供。ココナッツミルクとうどんのスメの効用なのだろうか?カラフル&ビビッドな見た目ながらも、味わいは円やか&マイルド。自然、うどんとの味わいの馴染みも抜群なマイルド・エスニック美味。

店主の個性が発揮された様々な創作系カレーうどんも美味しいが、オーソドックスなカレーうどんもシミジミ旨い。「こんぴらうどん」@北九州市小倉北区の「カレーうどん」は、和ダシのきいたアンとじカレー風味のスメに、甘辛く煮られたきつね揚げの短冊切りが添えられた、This is the カレーうどん。

そしてカレー麺と言えば「カレー南蛮そば」。「信濃庵赤坂本店」@中央区赤坂のそれは、「南蛮」=ネギは少なめ、かつコーンが入った、これまた創作系。同じくカレー南蛮そばとして「鴨入りカレー」があったり、鍋焼きタイプの「鍋焼き」「チゲ鍋」「味噌煮込み」「すきやき」など、熱々ほっこりな蕎麦が充実。

カレー専門店のカレー麺も気になるなと訪ねた「大人の本格カレー専門店 西新カレー」@早良区西新の「キーマ辛々麺」は、ニンニク風味がきいたピリ辛スープに、ニラの玉子とじの具の取り合わせが、インディアンと言うより、完全にコリアンな味わいにビックリ美味。

確かに「キーマ」は「細かいもの」=挽肉を意味するのみ。「キーマカレー」と「カレー」が続いて初めて、挽肉を使ったカレーを指す。なので、「キーマ辛々麺」は挽肉を使った辛い麺を指し、それを提供する店がカレー専門店だったから、勝手に我がカレー麺と勘違いしただけ、と言うことか。

at 04:34 | Category :

2019年03月03日 日曜日

●三角? 四角?? きつねうどんのおあげさん ~その三十四~

 
【出水屋文左衛門】三角×2
おばけきつねうどん500円
鹿児島県出水市市浦田町2

 

日本一の鶴の飛来地である鹿児島県出水市。その北側、出水市ツル観察センターにほど近い幹線道路沿いで営業する「出水屋文左衛門」の「おばけきつねうどん」は、大振りドンブリの表面を覆い尽くす、ソリャもうドデカい&ブ暑いお化け三角揚げが、ドドンッと2枚。

その揚げの下のうどんは、白い生地に黒い斑点が混じる「薩摩黒うどん」。鹿児島県産の黒ゴマ、黒酢、コラーゲン、竹炭や、伝統野菜である「かこも草」を練り込んだものだとか。もっちり豊かなコシと豊かな風味が上出来創作系。

【庄屋うどん】四角×2
きつねうどん520円
福岡市城南区別府5-25-23

 

「庄屋うどん」@城南区別府の「きつねうどん」は、おおっとブ厚めの四角が2枚と、三角揚げが主流の博多では、かなり異例。そしてうどんも、幅1.5センチ×幅2ミリほどの、あたかも「きしめん」のようで、これまた博多ではナカナカお目にかかれないタイプ。ここ庄屋うどんは、博多一口餃子の人気チェーン「テムジン」の姉妹店らしいが、兄は純粋博多で、妹はハイブリッド創作系。

 
支那そば やっちゃんち】四角×2枚 
きつねうどん650円 
福岡市中央区清川3-12-1

本業は喜多方ラーメン店である「支那そば やっちゃんち」だが、先月15日からナンと「朝うどん」をスタート。朝7時の営業開始からトータル20杯限定で、「肉うどん」「きつねうどん」「かけうどん」を提供中。

我が目当てのきつねうどんは、先の「庄屋うどん」@城南区別府同様に、四角のお揚げさんが2枚&あたかも「きしめん」のような形状のうどん。なのだが、スープは異なる。庄屋うどんはキリリと塩気&ダシの締まり感あるうどんのスメだったが、やっちゃんちのスープは喜多方ラーメン用の鶏ガラだしベースに、昆布ダシらしき柔らかい魚介系のダシがカナリの量を足されたらしき優し滋味。

鶏ガラスープの偏平麺が美味なる韓国うどん=カルグクスと、どこか何処か相通ずる我がツボな味わいに、一心不乱一気完食。

at 22:08 | Category :