2022年01月18日 火曜日

●ピンチをチャンスに? 〜おめんやSIKI@福岡市中央区舞鶴〜

 新型コロナウィルスの影響により、休業や時短営業を強いられている飲食店。昨年の夏、緊急事態宣言が発出され酒類の提供停止が要請されると、ラーメンでランチ営業を始める居酒屋が出てきた。そんな時流も手伝ってか、警固の居酒屋「魚串うず」が今泉に「おめんやSIKI」を本日開業。

 正午半ごろ訪ねると、店内に順番待ち3名。密を避けて店頭でメニューを眺めつつ待つ。メニュー筆頭は「担々麺」。豆乳や納豆、カレーキーマなど、11種類ある麺メニューのうち6種類は担々麺。店の推しは担々麺のようだが、醤油色濃いスープに惹かれ「醤油ラーメン」。

 客の回転が早く、ほどなく店内へ。正面にカウンター席が8席ほどと、手前にテーブル席が2つのシックな店内に、アレステッド・ディベロップメントのBGM。スタッフの大半は女性だし、ビルの2階の隠れ家的な立地含めて、女性に人気が出そうな店づくり。

 待つ事しばし、醤油ラーメンが供される。まずはスープとひと啜りすれば、なんとも豊かに広がる醤油と魚介らしきダシのうま味。そして、そのうま味をしっかりと受け止め、噛むほどに踊り歌う、かなり太めの扁平縮れ麺。

 チャーシューは炙り鶏胸肉と低温調理鶏胸肉?シャキッと食感のシナチク、小松菜と太麺食感とのコントラストが、楽し旨し。卓上の煮干し酢と一味で味変も存分に楽しみつつ、うっとり完食。

 厨房には焼き台が置いてあるし、既にアルコールメニューは充実しているし、ゆくゆくは焼き鳥などいろんなアテも楽しめる麺酒場になるのだろうか?まずは麺メニューを全て食べてみたいな、次回は店推しの「担々麺」?いや「酸辣湯麺」にも惹かれるぞぉ。

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at 22:49 | Category : 醤油

2022年01月17日 月曜日

●想い出ぼろぼろ幸せの味 〜博多だるま@福岡市中央区渡辺通〜

 西日本スポーツによると「博多だるま」の総本店が『博多ラーメンの人気店だが、昨年末から、1963年創業当時の味に切り替えた。「より地域に根差した店が見直されている時代ですので、常連さんの語り草である創業当時の味で、他界した父が編み出した一杯を、私の解釈で再現しました」と2代目店主の河原秀登さん(55)。』

 久方ぶりに訪ねると、店内に昔の写真や看板が掲げてある。昭和50年に廃止された西鉄路面電車の「九大前」電停の前で営業していた箱崎だるま。大学生になってバンドを始めた我は、だるまの近所に住んでいたギタリストに連れられて、練習終わりや飲み会の〆によく啜ったものだ。

 懐かし気分に浸りつつ待つ事しばし。運ばれてきたラーメンは茶色のスープ表面に白い気泡が浮いていて、なかなかの面構え。まずはスープとひと啜りすれば、スイっとタイトに舌に乗り、グインっと広がるダシと醤油タレのうま味と脂のあま味。箱崎時代のだるまの味ははっきりとは覚えていない。が、豚骨の風味が鼻腔へへばり付くこの後味は、確かに昭和の博多ラーメン・チックな旨さ!ともうメロメロ。

 なんでも、人間の五感の中でも、香りを感じる嗅覚だけが記憶をつかさどる海馬という脳の部位にほぼ直接的に信号を送ることができるのだとか。

 そういや、同じく箱崎には赤のれんも営業していた時代があって、この醤油ダレがきいたスープの味わいは相通じるものを感じるなぁ。そうそう、箱崎といえば九州大学。九州大学箱崎祭がにわかベーシストの私の初ライブステージだよなぁ…。

 などなど当時の記憶を楽しみつつ、ゆるゆると麺を啜る午後の幸せ。

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at 00:37 | Category : ラーメン

2022年01月15日 土曜日

●背脂×うどん??でも、コレが旨いっ。〜肉ト麺マクロ@福岡市中央区高砂〜

 2020年の夏だっただろうか、突如ネットで話題沸騰。西鉄白木原駅近くの細い路地を入り込んだナンとも辺鄙な立地なのだが、昼時は順番待ちの列が必至の人気店となった「NIBOSINO+macllo+」。

 提供されるのは、店主の出身地である新潟県の燕三条ラーメン。スープの雑味のない煮干しダシのうま味と岩海苔の磯の香と背脂のあま味。そして、そのスープを豊かに絡め取りつつ口へと収まる扁平縮れ麺の食味がググッと我がツボな一杯だったが、昨年の夏、コレまた何故か?突如閉店。

 うぬぅ残念…。と思っていたら、昨年初冬ごろから公式Instagramなどで、福岡市内の某所に復活営業を匂わす投稿が増え、今年の年明け11日に、渡辺通り沿いの高砂2丁目交差点に「肉ト麺マクロ」として復活オープン。

 昼メニューは「背脂醤油うどん」「岩海苔のおうどん」「おっぱいうどん」の三種。おっぱいに激しく惹かれるも、まずは店の代表メニューと、背脂醤油をオーダー。スープの味わいは、かつてのラーメンと同方向。店頭ポスターによるとスープは「【ウルメイワシ】をメーンに利尻昆布、カツオ、アジ、サバ、エビ、貝柱等など乾物を一晩水出ししてから、じっくりと火入したスープと【親鳥】ガラ、挽き肉、数種類の野菜を長時間じっくりコトコト煮込んだスートの【Wスープ】」なのだとか。

 麺はかなり太めのずんぐり扁平。「新潟の【近藤製麺】特注の【かんすい不使用】の平打ち【饂飩】使用 やわでも、モチモチでも 、コシがあるでも無い独特な食感を御楽しみ下さい。」との事。

 「背脂」と「うどん」。かつて有り得なかった取り合わせだが、「うどん箱太郎」に続き、またも「背脂うどん」を謳う新店誕生。そして夜は、ホルモンをジンギスカン鍋で焼き、溜まったタレと脂に麺を絡めて食べる「鉄鍋ホルモン」が楽しめるとか。是非とも近々頂きたいっ。

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at 23:07 | Category : うどん | Comments [0]

2022年01月06日 木曜日

●豚骨の郷にまたも醤油ラーメン店がオープン 〜らぁ麺稲田@福岡市中央区美野島〜

 デイリー新潮によると「食べログで福岡に新規オープンしたラーメン店を調べると、豚骨ラーメンの新規店はチェーン店も含めて全体の4割ほどで、非豚骨系ラーメンが逆転していた。」とか。そんな福岡の美野島商店街に、醤油ラーメン専門店の「らぁ麺稲田」が、新年3日にオープン。

 手がけるのは、渡辺通りのサンセルコ地階「豚マニア丼稲田屋サン」。らぁ麺稲田のメニューにも、「後光醤油ポークらぁ麺」や「ポーク飯」など、お得意の豚肉をセールスポイントにしたものがちらほらと。

 サッポロ赤星を飲みつつ待つことしばし。運ばれてきたラーメンは伊万里鍋島焼・文三窯絵付けの器に、丹念に盛られた麺と具が美しい。まずはスープと人啜りすれば、魚介らしき出汁と醤油ダレの優しい旨味と甘味。卓上メニュー蘊蓄によると「焼きあごをベースに厳選食材を配合し甘醤油で仕上げました」との事。

 中太で気持ち扁平した麺は、ふすまらしき斑点が見て取れる。するると唇を擽りつつ口に収まり、プルプルプルルンっと踊り、香り立つ小麦の風味。「北海道産小麦を使用し、手動製麺機毎日製麺」されているとの事だが、この食感と風味を出すには、よほど加水率高めで生地を作り、長時間寝かさざるを得ず。結果、柔らかな生地で機械切り出来ず、手動の製麺機で仕上げてられるのだろうか??

 チャーシューは「宮崎県都城観音池ポークを使用」。モチッとフレッシュな食感と豊かなあま味。卓上に置いてある香味野菜入り甘醤油「肉マニア手造りソース」をかけて、味変するのも楽しそう。

 おそらく豚丼店の顧客だろうか?開店間も無くの割には、如何にも店の方と顔馴染みらしき客が多数。着実な営業を重ねるうちに、酒のアテとなるメニューも増えていくのでは?昨今ブームの麺居酒屋になってくれれば、間違いなく通っちゃうよなぁ〜。

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at 20:42 | Category : 醤油

2021年07月08日 木曜日

●東京からの移住者が多いという福岡に、その恩恵を満喫できる中華料理店「四世同堂」

結婚記念日でカミさんと中華ディナー。前原市のJR筑前前原駅近くの「四世同堂」へ。


イサキの炙りの中華サラダ仕立て
絶妙な火入れ加減と様々な野菜や香草、ナッツなどとの
食味のハーモニーが楽しい

車エビの春巻き
さっきまで活きていたという車エビを春巻きに
カリッカリの皮とプリリのエビとトロリのポテト?
頭までシッカリ美味しい特大サイズ

 

中国語の「四世同堂」の意味は、四代の家族が一緒の家で暮らすことで、古来からの 理想の家族のあり方だと言われてきたとか。若き店主が、老若男女が集い、誰もが楽しい食事の時を過ごせる店にしたいとの思いを込めて命名されたとか。

 

中国酒にワイン、日本酒に焼酎と、豊富なアルコール
モンゴルの牛乳の醸造酒「百吉納」バイジーナー

冬瓜を器にして、くらげや干し貝柱などでダシをとった
冬瓜スープは、トロリと広がるダシのうま味が絶品

 

供される料理は、要予約のコース料理。できるだけ糸島の食材を使い、化学調味料は使わず、独自の創意工夫で作られる。中国酒やワイン、日本酒、焼酎に加えて、中国茶も豊富にラインナップ。福岡市から地下鉄〜JRで行って酒と共に楽しむもよし(姪浜から地上を走るJRは初体験、眺望がなんとも楽し!)、車で行って飲茶スタイルで楽しむもよし。

つるむらさきのシャキッとトロリな土風味と
もっちりサクッと、具のイカの旨さも映える大根もち

あたかもカシスソースのような甘酸っぱさだが
おそらく黒酢がベースなのか?
どこか洋食チック、なのに中華な黒豚のスペアリブのグリル

 

店主は静岡市のご出身で、15歳から20年間、名古屋市の台湾料理店「浜木綿」で修行され、その後、多くの名料理人を排出した東京西麻布の「麻布長江」と、海鮮中華の広東料理名店・東京中野の「なかの中華!sai」を経由して、今年の1月末に、ここ前原市に独立開業オープンされた。

〆の麺飯は10種ほどから選択
我がチョイスは「アオサと海苔の麺」

デザートは最近流行の台湾スイーツ
「豆花と梨のコンポート」は大豆のうま味がタマラナイっ
台湾より直輸入という「金萱茶」も初体験の旨さ

 

前職でミツル醤油や久保田農園など、糸島の食材を使っており、糸島に馴染みがあった事に加えて、奥さんの勤め先が、福岡市天神の支店に転勤になった事も手伝って、縁もゆかりもないこの地で開業されたとか。

 

今日は本業の勤務がなかったのか、奥さんが接客を担当。ご主人に指導を受けながら、懸命にサービスされる様がなんとも初々しい。若き夫婦の頑張りに、思わずファンになってしまった我らは、いよいよロートルな麺喰い夫婦。

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at 23:19 | Category :

2020年10月31日 土曜日

●昨今の福岡は新たなラーメン店が雨後の竹の子 ~麺や鱗道@福岡市中央区平尾1丁目~

「つけ麺Tetsuji」の店舗を間借りして、10月31日にオープンした「麺や鱗道(りんどう)」。今年の1月に中央区渡辺通の「Yakiniku COWSI」を間借りして「福岡煮干しラーメンnibora」を創業した木下優馬さんが、移転&改名して再スタートした煮干しラーメン専門店である。


営業時間は19時から23時までの夜専門。ただし日曜日は隔週で11時から15時のランチ営業or店休日。加えて平日のどこかの不定休もあるという、かなりハードル高めの変則営業。出かける方は、店Instagramで営業確認をオススメします。

メニューは煮干しラーメンが3種に、煮干しと鶏の油そばが1種。ラーメンは細麺130gが基本だが、太麺に変更もできる。かつ、最近ブーム?の、味付き替え玉「和え玉」もラインナップ。

我がチョイスは煮干しだけでスープを作ったという、その名も「鱗道ラーメン」。エソやアジを多めに使うことで魚介のうま味あま味を存分に引き出しつつ、かつ適度な苦味エグ味の後味が、うま味あま味を更に際立たせる技アリ滋味。岩ノリの磯の香と刻みタマネギの心地よいツンツン感も手伝って、凛としたスープの味わいに、さらなる味の膨らみを演出。

合わさる麺は、中細偏平麺。プツンッと解けるコシは、あたかも「へぎそば」。スルッとプツンッ、コキコキな食味がスープとの相性抜群。

niboraの味のコンセプトはそのままに、更にストイックに磨き上げた感ある味わいに、若き店主の新たな出発に対する気合いをビシバシ感じる、ナンとも気持ちの良い一杯に惚れ惚れ。

at 18:31 | Category : 煮干し | Comments [0]

2020年09月27日 日曜日

●西鉄白木原駅周辺は麺天国 〜そば処手打ち山月〜

先日啜った「nibosino」。新潟の燕三条系ラーメンが美味しい店は、西鉄白木原駅北東の住宅街。そして、その真逆方向、南西の住宅地には十割蕎麦がいただける「そば処手打ち山月」。

あくまでも未確認情報だが、年配店主は確か、とあるテレビ番組で紹介されて大ブレークした「そば処武蔵春日本店」のご出身。優しい笑顔の奥様と共に、営業曜日&時間を絞り、己が満足出来る仕事を存分に楽しまれているさまが、なんとも気持ち良い、我が蕎麦屋名店の一軒。

何と言っても、ご夫婦のお人柄を見事に反映して、蕎麦がとても優しく美味しいのだ。蕎麦粉100%の十割蕎麦は、麺線短めで、女性や子供でもシュルッと啜られる。そして、噛み込んだ時のホクッと感と、瞬間広がる風味が秀逸美味。
スメの味わいも優し旨し。出汁やカエシの塩梅が至極絶妙で、一口目は少々頼りなく感ずるも、食べ進むうちに、あぁナルホド、こりゃ十二分に存分と合点する、技あり美味。


そして、食後に楽しむ蕎麦ぜんざい。粒感を残しつつふっくら炊きあげられた小豆と、もっちり風味豊かなそばがきに、ほっこり。居心地の良い、こぢんまりとした店内でまったりと楽しむ、休日午後の蕎麦屋のひととき。

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at 03:02 | Category : そば | Comments [0]

2020年09月24日 木曜日

●大野城市でに新潟県燕三条背脂系のラーメンが啜られる?! ~NIBOSINO(+Macllo+)@大野城市白木原1丁目~

ここ2年ほど、密かに煮干しラーメンのブームが進行している感ある福岡市だが、福岡市の南、大野城市にも煮干しラーメンが啜られる店が誕生。

西鉄白木原駅のほど近くの路地裏に趣ある外観の「NIBOSINO」。以前は餃子をメインとした路地裏居酒屋「Macllo」として営業していたが、最近、新潟県出身の店主がランチに新潟県の燕三条背脂系と呼ばれる煮干しラーメンを「NIBOSINO」として提供開始。

麺メニューは燕三条中華そばが3種と
同じく新潟県の長岡生姜醤油系ラーメンが1種

燕三条背脂ラーメンは「新潟県燕市発祥で、新潟県県央地域(燕市・三条市)で提供されているご当地ラーメン」で「麺はうどんのような極太麺。煮干しなどの魚介類の出汁が効いた、濃口醤油のスープに、豚の背脂が表面を覆っているのが特徴」。以前、新潟発ラーメンチェーン「らーめん潤」東京蒲田店で啜った一杯も、確かに極太麺でスープは煮干しダシに背脂。そして具は厚切りチャーシューとシナチクに、生タマネギ、岩のりがのっていた。

それに比べると、大野城市版の「燕三条中華soba」は、冷温調理レアタイプのもっちりチャーシュー、色鮮やかな紫タマネギ、三つ葉チックな青菜と、具をバージョンアップした豪華版。さらにスープは九州の口に合いやすいように(?)と醤油ダレは控えめ。麺も我が好物の太平麺の手揉み縮れ。いやぁ旨いなコリャ旨いっと一気完食。

肝心の煮干しの味わいはマイルドで、特有の苦味が苦手な方でも抵抗なく食べられる。が、我より先に食事を終えた先客の一杯には、灰色に濁ったスープが残っている…。と言うことは、煮干しがギンギンニボニボに効いた「極にぼ」仕様も頂けるのか??

夜のメニューも魅力的…
こりゃ次回は夜!

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at 00:49 | Category : 煮干し

2020年08月05日 水曜日

●蕎麦屋の楽しみ ~手打ちそば一の梅@福岡市西区姪浜駅南

先日、「とろつけせいろそば」の件でGoogleった時に行き着いた「一茶庵」。後進の育成に熱心なようだが、そう言えば福岡市にも一茶庵ご出身の蕎麦屋があったよなぇと「手打ちそば一の梅」の暖簾をくぐる。

拙HPによると、2004年10月に開業したらしき、一の梅。今や福岡市西部きっての大人気蕎麦屋である。僅かに空いた空席に通されて、卓上のメニューを開くと、ずらりと並ぶ魅惑の蕎麦メニュー。

以前、「神田まつや」@東京都千代田区を訪ねた時に思ったのだが、老舗の蕎麦屋は蕎麦を始め、丼やつまみなどアレコレと色んなメニューが記されている印象が。それらをひとつひとつ読み解いて、さぁ今日はどう楽しもうか?アレコレ迷うも、蕎麦屋の楽しみか。

ただし、今回はほぼ迷うことなし。なぜなら店頭にも手書きチラシが貼られている「元祖 天もり」が、ずっとずっと気になり続けていたからだ。

果たしてその正体は、冷たい蕎麦を、予め揚げ立てのかき揚げ天が盛られた温かいツユでいただく、つけ蕎麦。シュルッと小気味よい食感の蕎麦に、小柱やエビのかき揚げのコクが映える温つけツユ。食後の満足感も抜かりがない一杯。いやはやコレで、日本酒飲みつつ啜られれば、昇天必至だなぁ。

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at 22:43 | Category : そば | Comments [0]

2020年07月25日 土曜日

●蕎麦屋の楽しみ ~手打ちそば不老庵@福岡市東区香椎~

コロナ禍の外出自粛生活で蓄えてしまった腹回りの脂肪が、落ちない。スポーツジムで、脂肪が燃焼するというジョギング=有酸素運動に加えて、基礎代謝量が上がる結果、日常生活で自然と脂肪が燃焼するという筋トレ=無酸素運動にも励んでいるも、全く落ちない…。ならば食事療法も併用するかと、昼麺は糖質オフの蕎麦を啜るぞと、不老庵。

我が認識が確かならば、店オーナーは無類の蕎麦好き。北九州市の蕎麦名店「芭蕉庵」が主催する九州手打ちそば愛好会に参加するなどして、熱心に蕎麦作りを独学し、2007年10月に不老庵を開業

スルッと小気味よい細打ち蕎麦を、枝豆をすりつぶした「ずんだ」で食べさせるなど、蕎麦食の美味しさと楽しさを提供し、「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版」ではビブグルマンとして掲載された。土曜日の午後2時過ぎだが、店の外まで行列が出る人気店。店内は手指消毒は置いてあり、客席のソーシャルディスタンス確保も万全の、コロナ禍に負けない店作り。

我が目当ては「つけとろせいろそば」。ダシの効いた冷とろろ汁で滋養して、暑気払い。そう言えば山芋を使った蕎麦には「山かけ」や「とろろ」もあるが、一体何が違うのかとGoogleって見ると、「一茶庵 片倉英統のブログ」に行き当たる。

それによると、「山かけ」は温かいかけそばに摺り下ろした大和芋を盛ったもので、冷たいせいろそばを、摺った大和芋を盛った冷ツユで食べるのが「とろろ」。

そして「つけとろ」は昭和3年、当時は東京新宿駅前で営業していた一茶庵が考案した食べ方で、「大和芋に同量の卵等を合わせて仕立てたものです。お店では、薬味は、ネギとわさび、加えてうずらの卵と調整用にざる汁をお付けしていました。青海苔を使うのも定番です」。

同じ大和芋を使っていても、その食べ方で名前が変わると言うことか。そう言えば、蕎麦のメニュー名は面白い。温かけ蕎麦にタップリの千切った海苔に、少量のワサビを添えると「花巻そば」。江戸で生まれたメニューで、当時使用していた浅草海苔が「磯の華」と例えられたことが由来だとか。

何かと蘊蓄話がついてまわる蕎麦が旨し楽し。こりゃ腹回りダイエットに成功するまでは、あちこちの蕎麦屋さんを楽しむか?

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at 00:47 | Category : そば | Comments [0]