2005年04月30日 土曜日
●麺馬鹿、沖縄を行く ~どらえもん~
どらえもん:三枚肉そば650円。
沖縄県那覇市久茂地3ー2ー17。11:00~23:00、無休。Pなし。
先日に続き、昼時の「沖縄そば駆けつけ三杯」を楽しんだのち、車で小一時間、沖縄南東部の知念村にある世界遺産、斎場御嶽へ。
琉球第一の霊地、斎場御嶽。うっそうと茂る原生林を抜けると、突如現れる二枚の巨大な岩盤からなる洞門。 幽玄な雰囲気漂う名所である。
その後てんもり邸で一休みし、夜も飽食。那覇の繁華街の外れのビルの一階、6畳ほどの小さな餃子店 「黄金」で、素朴餃子と琉球おじいのイタイ独り言を楽しんだ後、琉球黒豚あぐーの焼き肉をたらふく平らげ、〆はヤッパリ沖縄そば。 国際通りのビルの二階にある宮古そばの店、どらえもんへ。
出てきたそばには具がのっていない…
が、箸で混ぜると底から巨大な三枚肉が登場。
これが宮古そばの特徴なのだとか。
写真はシッカリ残っているが、食べた記憶はかなり曖昧…。
味?覚えていません……。(^_^;)
◎2005年通算麺喰い数◎ラーメン85●チャンポン9●うどん42●そば14
●麺馬鹿、沖縄を行く ~首里そば~
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首里そば:そば小400円。
沖縄県那覇市首里赤田町1-7。11:30~14:00、日&祝休み。Pあり。
ぽってり大衆味のぐぅーし小に小粋懐石味のてん to てん。沖縄そばは本当に店ごとに明確なる個性があってオモシロイ!となると、 やはり気になるのが沖縄きっての超ウルトラビッグネームそば店、首里そば。
果たしてどんなそばなのか…。
すると、「昼過ぎだし、もう空いているかも知れませんよ」と、てんもりさん。ダメもとで訪ねてみると、おお!客が引いている。ならば突入だっ!
透明に澄んだすめに、生成のそば。そして、豚肉の赤、葱の緑に生姜の黄色。美しい…。 今まで出会った沖縄そばの中でも断トツの美人麺である。
惚れ惚れしつつすめを啜れば、ふわりと優しく、かつ軽やかなのに、しっかりと旨みを主張する鰹だし。 そして、さらにその奥にそこはかとなく顔を出す豚骨らしき風味。さりげなく塩味で整えられたすめは、 素材の旨味をストレートに味わえる極上品。
合わさるそばもイイ。ほどよいモサモサ感とほどよいサックリ感が、極上すめと相性抜群。 さらに具も凝っている。豚肉も、皮付きのもっちり旨い三枚肉と、キシッと歯応えのある肩肉の二種類。薬味の千切り生姜を囓れば、 口の中がリフレッシュ、極上すめの旨味を再度体験。
「名物に旨いものナシ」との格言は当たらず。観光名所、 首里城のすぐ近くにある超メジャー店の沖縄そばは、丁寧な仕事による絶品の仕上がりが嬉しい激ウマ麺であった!
◎2005年通算麺喰い数◎ラーメン85●チャンポン9●うどん41●そば14
●麺馬鹿、沖縄を行く ~てん to てん~
てんtoてん:木灰すば630円。
沖縄県那覇識名4-5-2。11:30分~15:00、月曜休み。Pあり。
のっけから強烈な個性派そばをご馳走して下さったてんもりさんが続いて連れ来てくれたのは、那覇の山の手の閑静な住宅街。 その一角に佇む蔦の絡まる雰囲気抜群の一軒家で、沖縄そばが食べられるというのだ。
外観同様オシャレな雰囲気の店内。メニューもそばに加え、ケーキやお菓子なども楽しめる、女性が喜びそうな品揃え。
沖縄に昔から伝わる「泡を飲むお茶」、ぶくぶく茶もアリ
ぐぅーし小がそばなら、ここはすめ。 芳醇かつ柔らかなだしの香りが立ち上るすめを一口啜れば、じわじわじわぁ~。ゆっくりと優しく豊かに広がる鰹節の旨み。 そしてその奥に顔を出す微かな酸味が味に深みを演出。多分枯れ節でだしをとっているのだろう。芳醇なのにすっきりとキレのある、 凛とした味わいは正に芸術品。
そばは木の灰から作ったカンスイで打ったという手打ち&揚げたて
瞬間「もちっ」と抗うが、すぐに「ぷるん」とほどける様がオモシロイ
◎2005年通算麺喰い数◎ラーメン85●チャンポン9●うどん40●そば14
●麺馬鹿、沖縄を行く ~ぐぅーし小~
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ぐぅーし小:沖縄そば小400円。
沖縄県浦添市内間5-8-6。11:00~15:00、日&月曜休み。Pあり。
沖縄麺行脚の旅、二日目。午前9時頃、もそもそと起きだし、沖縄県漁連市場へ見学へ。
セリの終わった後は一般への小売りもOKの県漁連市場
赤いグルクンなど南国チックな原色の魚も売ってはあるが…
メインはマグロとカツオ
旨そうなトロと並んでマグロの目玉も売られている
エグっ。でも旨そう…!
そんなこんなで午前11時。さぁ麺喰うぞ!と首里そばへ。昼時は行列必至、 沖縄一の超人気店である首里そばだけに、早めに行こうと先を急ぐが…
開店時間10分前にして、既に長蛇の列が出来ている…。恐るべし、首里そば。 ならば他の店で一啜りして様子を見ましょうと、沖縄すばオーソリティ・てんもりさん。スイスイとハンドルを切り、ぐぅーし小へ。
那覇の北隣、浦添市の住宅街に「ぐぅーし小」の看板。因みに「小」とは「ぐぁ」と読み、愛称の 「○○ちゃん」に当たる沖縄の方言らしい。
店ごとの様々な個性が楽しい沖縄そばだが、ココのウリは何てったってそば!今まで食べたそばは、 店ごとに太さに違いはあったものの、全てそばの角がキッチリと立った端正な顔立ちの美人だったが、ココのそばは、角が丸く、 ずんぐり極太な無骨タイプ。
そして見た目通り、味わいもユニーク。噛み込んだときのむっちり感、 豊かに広がる小麦粉の風味は唯一無比。他の沖縄そばとも、そしてうどんとも明らかに異なる独自の旨さに、もうメロメロ。 粉食フェチならハマること間違いナシ!の極上麺。
個性派そばに負けじと具もダイナミック!
◎2005年通算麺喰い数◎ラーメン85●チャンポン9●うどん39●そば14
2005年04月29日 金曜日
●麺馬鹿、沖縄を行く ~栄町ボトルネック~
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栄町ボトルネック:沖縄そば600円。
沖縄県那覇市安里385栄町商店街内。18:00~24:00、日曜休み。Pなし。
那覇で別行動だったJ&N子と合流し、紀ノ川食堂へ。沖縄一の繁華街、 国際通り沿いに立つビルの2階にある遣れ系食堂は、どれを喰っても、なにを喰っても、ひたすら旨い!旨い!!旨い!!!
目一杯沖縄家庭料理を満喫した後、栄町へ。怪しげな女性達が軒先に座る、間口2間ほどの「旅館」 が立ち並ぶ暗い通りを抜け、栄町商店街の細い路地を進むと、ポツリと灯る赤提灯。
遣れた商店を改装した手作り感溢れる内装と、屋号よろしくイカシタR&BのBGMが流れる店内。かれこれ20年以上前、 大学生だった私が足繁く通った居酒屋、倉庫を想い出す。
泡盛のロックを二杯。そして〆はモチロンそば。ここも八重食堂同様に自分でやかんからすめを注ぐタイプ。 瞬間香り立つだしの香りが、も~タマラン!
全体の印象はきしかわ食堂と同じベクトルながら、さらにそれを上品かつ軽やかに仕上げた感のある逸品。 そばのほわりと解け、上唇と舌を擽る感じがタマラナイ。
「居酒屋の麺」はお手軽な出来のものが多々あるが、ココのそばは超本格的。 こんな場所のこんな店でこんな美味そばにありつけるとは!さすが沖縄すば師匠・てんもりさん!!大満足で夜が更ける。
◎2005年通算麺喰い数◎ラーメン85●チャンポン9●うどん38●そば14
●麺馬鹿、沖縄を行く ~なかむらそば~
なかむらそば:アーサそば650円。
沖縄県恩納村瀬良垣1669-1。11:00~20:00、無休。Pあり。
ヤンバルクイナの里・山原ををぐるりと3時間ドライブ。沖縄最北の岬、辺戸岬からは与論島が見える。 辺野古の旧市街の遣れた町では道路に寝ころぶチビ達と遭遇。くわぁ~、沖縄やねぇ!
さらに南下し、夕方5時。南国リゾートの街、恩納村のなかむらそばで一啜り。
海草アオサ入りのアーサそばは、ぽってり甘めのすめと、アーサの磯の香り& ぬるっとした食感の取り合わせがおもしろい。アーサを練り込んだアーサそばも、もっちり&さっくりとした食感が素朴に美味。 とろりとほどける三枚肉も、うししっ!と旨し。
◎2005年通算麺喰い数◎ラーメン85●チャンポン9●うどん37●そば14
●麺馬鹿、沖縄を行く ~八重食堂~
八重食堂。ソーキそば小450円。
沖縄県名護市城1-9-3。11:00~19:00、火曜休み。Pなし。
きしもと食堂の余韻を楽しみつつ、世界遺産・今帰仁城跡を小一時間ほど見学したところで、さぁすば喰うぞ!( 「すば」=沖縄そばの方言)。本部町の隣町、名護市の老舗、八重食堂へ。
こぢんまりとした社交街の一画にある八重食堂。紺色の暖簾をくぐると、
「ぴぴぴ~ぴ、ぴぴぴ~ぴ」
大音量のメジロの鳴き声が店中にこだましている。なんじゃコリャ?と驚いている私を見て、てんもりさんが店の天井の四隅を指さす。 と、そこにはそれぞれの角に全てメジロの鳥籠が下げてあるではないか…?!結果、ドルビーサラウンド化したメジロの鳴き声が、 ぐわんぐわんと店内に響き、おちおちすばなぞ啜ってられやしない…。
そして、出てきたすばにもビックリ!
な、な、なんと、すめが無い…。
と思ったら、別にすめの入ったヤカンが出てくる。
ドンブリへすめを注ぐと同時に
得も言われぬ芳しきだしの香り…!
きしかわ食堂は醤油色のすめだったが、こちらは透明。 そして見た目通りに味わいも全く異なる。鰹節が際立っていたきしかわ食堂に対し、こちらのすめは、極々控えめな鰹出汁より、 ギラリと力強い豚骨だしがメイン。一啜り毎にジンワリ、ジリジリとにじり寄ってくる滋味系良味。てんもりさんと顔を見合わせ「クモさんやブースカさんに食べて貰いたいなぁ」と互いにうなずく。
そしてそば自体もカナリ硬質。幅広きしめんタイプの存在感あるそばは、ガリゴリ、プツン。 粘りやひきは皆無。噛んだ途端、ぷりんと弾ける男麺。
同じ北部でもコレだけ味わいが異なる沖縄そば。ならば中部は?南部では??うししぃ~、 沖縄そばラビリンスにハマリそう…!
◎2005年通算麺喰い数◎ラーメン85●チャンポン9●うどん36●そば14
●麺馬鹿、沖縄を行く ~きしかわ食堂~
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きしもと食堂:そば小450円。
沖縄県本部町渡久地5。11:00~17:30、水曜休み。Pなし。
沖縄麺行脚初日。スーパー麺コーディネイター・てんもりさんの運転で、まずは沖縄本島北部の本部町へ。
本部町市街の遣れた通りにあるきしもと食堂
店頭にはガジュマルの薪が積んである。
この薪でそばを炊き、
出来た灰でカンスイを作り、
そのカンスイでそばを打つのが本来の沖縄そばの特徴だとか。
沖縄そばを代表する老舗の一軒、きしもと食堂。店内に入るや否や、鰹節のナンともイイ香りに包まれ、 一気に期待指数が急上昇。開店直後だというのに、すでに店内は8割方埋まっている。そして、 店内奥の壁にはテレビ取材で訪れた芸能人のサイン色紙がずらり。本格沖縄そばの正体とは…。うきうきドキドキ、そばを待つ。
待つことしばし、鰹節のなんともイイ香りを漂わせ、そば登場。くわぁ~、こりゃタマランぞ!と、 醤油色に澄んだすめを一啜り。すると、まず、なんとも力強くかつ上品な鰹節の風味。そしてさらにその奥に、ググッと骨太な豚骨だしの旨味。 この鰹節と豚骨のWだしも沖縄そばの特徴らしい。
そして沖縄そばのもうひとつの特徴が麺。「そば」と言っても材料は小麦粉なのだ。だから色も白い。 カンスイと小麦粉で打ったそばは一旦茹で、表面に油を塗って置いておき、客の注文に合わせ温めて出す。
7~8ミリはあるだろうか、かなり幅広に扁平したそばは、啜ったときの口当たり& 噛み込んだときの心地よいぼそぼそ感&自然に解けていく感じが、なんともイイ感じ。以前、沖縄空港や公設市場で食べた沖縄そばは、 ただひたすらぼそぼそしていて旨いとは思わなかったが、このぼそぼそはには色気がある。そして風味豊かな味わいがある。
甘く煮た豚の三枚肉と天ぷらの具も沖縄そばの特徴。旨い!旨い!!と加速度的に食べるスピードが上がり、 正にあっと言う間にぺろり完食!
好きです、沖縄そば!!
◎2005年通算麺喰い数◎ラーメン85●チャンポン9●うどん35●そば14
2005年04月28日 木曜日
●麺馬鹿、沖縄を行く ~丸安そば~
明日からGW。ドタバタと仕事を終え、飛行機に飛び乗り1時間半。
沖縄空港降に降り立つ。
てんもりさんと先発隊のJ&N子に迎えられ那覇市街へ。
かれこれ8年ぶりの国際通りは
地方都市とは思えない賑わい。
しかし、一本路地へ入り込むと、
そこは東南アジア。
薄暗い一画に怪しげな雰囲気の飲食店が…。
その中の一軒、は
オレンジの内装がナンともアメリカンなのだが…
料理は餃子と、手羽先と山芋鉄板焼きのみ。
雰囲気とのギャップがまさに沖縄!
待っていて下さったCooさんと
泡盛で酒盛り。
腹が一段落ついたところで
3軒隣の「鍵のかかったおでん屋」悦ちゃんへ。
くらり庵チックな店内で食べるおでんは激旨!
特にテビチと昆布がタマラナク旨い。
そして〆はモチロン麺。
農連市場の裏手で24時間営業している
まるとく食堂は、いわば那覇版元祖長浜屋。
鰹と豚骨だしがガツリと利いた
パンチのある味わいが下世話に旨い!
ああ、シアワセ!と時計を見ると、午前1時過ぎ…。
イカン、いきなり飛ばし過ぎだ。
◎2005年通算麺喰い数◎ ラーメン85●チャンポン9●うどん34●そば142005年04月27日 水曜日
●通堂 ~新生ラースタの注目創作麺~
通堂:琉球新麺おんな味650円。
福岡市博多区住吉1-2-25キャナルシティ5階ラーメンスタジアム。10:00~23:00、無休。Pあり。
天神での打ち合わせを終え、さぁ昼麺。明日の夜から沖縄へ行く私。一足お先に沖縄気分を楽しむべく、通堂へ。
1ヶ月前、顔ぶれを一新しリニューアルオープンしたラーメンスタジアム
ラースタ創業時から営業する最古参、 坂内食堂も
新メニューを投入し気合い十分
4年半前オープンしたラーメンスタジアムだが、先月大幅にリニューアル。我が注目店は、 一風堂に縁のあるでびっとと通堂の2店。
もとは沖縄の人気居酒屋店を経営していた店主が、一風堂・ 河原氏がプロデュースする新横浜ラーメン博物館企画「新ご当地ラーメン創世計画」に応募し、完成させた創作ラーメン・琉球新麺。 豚骨ベースのおとこ味と鶏ガラベースのおんな味があるが、根が軟弱な私はおんな味をチョイス。

いかにも鶏ガラが利いていそうな、どんよりと黄金色に濁ったスープを一啜りすれば、濃密なるだしの旨み。 「琉球新麺」なる商品名から想像していた味わいより随分とストレートで少々物足りなさを感じる。が、単純に「塩ラーメン」として食べると、コレはコレでアリ。

気持ち白っぽい角麺は、どこか沖縄そばチック。細切りした昆布やとろりと煮た冬瓜など、具も工夫を凝らし、沖縄チックな特徴を演出しているが、もっとストレートに仕上げてくれた方が、私は好み。でも、それじゃ普通の塩ラーメンになっちゃうか…。 確かにラーメンは、独自の工夫と創作性が魅力のひとつでもあるエンターテイメント・フーズだとは思うのだが、もっと素直に食べさせて欲しい!そして、もっと安く出して欲しいと思う私は、間違いなく「オジン」なのだろう。(^_^;)
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン85●チャンポン9●うどん33●そば14
2005年04月26日 火曜日
●とんとん亭 ~いまどき200円はエラすぎ!ほのぼのラーメン~
ラーメンとんとん亭:ラーメン200円。
福岡市早良区有田1-41-5。2nd&4th水曜休み。Pなし。
ゴチャゴチャと溜まった色んな仕事の色んな雑務をシコシコ片付け、さぁ昼麺。気持ちの良い青空の下、キコキコとペダルを漕ぐ。 今日の気分はつけめん。先日断念した鈴木商店へリベンジか?と天神方向へ進もうとしたその時、麺神よりお告げアリ。
確か幸にもつけめんがあったでぇ~。エライ旨いかもえぇ~。
おお、そやったねぇ~。さすが麺神!と幸へ向かう。が、店頭に「家事の都合で臨時休業します」との張り紙…。昨年暮れに長浜へ出店するも、わずか2ヶ月ほどで、やはり家事の都合で閉店した幸。 奥さんの体調でも悪いのだろうか?なんだか心配だなぁ…。
さてしかし、今日の昼麺はどうするかなぁ。ココから近い麺屋は…、おおそうだ!久しぶりにとんとん亭へ行ってみるか。
住宅街の一角に「200円」と大きく書かれたオレンジのテント。200円ラーメンのとんとん亭である。午後2時前の店内は先客2名。 うち1名の前にはビール瓶。快晴のもと、大きく開け放たれた戸から吹く爽やかな春風を感じながらのラーメン屋酒。くぅ~、ウラヤマシイなぁ!
あっさりとした口当たりながら奥に確かな豚骨だしの存在を感じるスープは、キリリと塩気が効いて小粋な味わい。 アルデンテ状にきっちり揚げられた細麺との相性も良い。ナンちゃナイけど、相変わらず普通に旨い!この味で、 もっちり肉厚のチャーシュー2枚に、タップリ葱ものっていて200円はエライ!エラすぎる!!
カウンター奥の厨房に、店主とともに見慣れぬ二十歳過ぎぐらいの若者。息子さんだろうか? 200円ラーメンを継ぐ決心をしたのだろうか?イロイロ大変だろうが、是非とも頑張って出し続けて欲しいな、庶民の味方・ 200円ラーメンを!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン84●チャンポン9●うどん33●そば14
2005年04月25日 月曜日
●喜多樓本店 ~熊本名物麺を天神に発見~
喜多樓本店:太平燕750円。
福岡市中央区天神2-12-1天神ビルB1F。
午後一番の天神での打ち合わせを前に、バスで天神へ。通勤でも仕事でも滅多に乗ることがないバスだけに妙に楽しい。 独特の車体の揺れ方に眠気を誘われつつ、ぼんやりと車窓の景色を楽しむ。
正午半、天神着。約束の時間までまだ少しある。ならば、さくっと昼麺すませるか、と喜多樓本店へ。
麺帳に記しておいた住所を頼りに訪ねると、天神ビルの地下一階レストラン街に目指す喜多樓本店を発見。 以前食べて好印象だった麺や喜多樓の本店である。
想像していたよりはこぢんまりとした店内はほぼ満席。場所柄大半はスーツ姿のビジネスマン。ズルズルと旨そうに麺を啜っている。
さて何を食べようかとメニューを見ると、一品料理や定食類がずらり載っている。そして麺も豊富。
チャンポンに、五目めんに、ワンタンめんに、担々麺…
おぉ、太平燕まであるでないのぉ。
もともとは中国福建省の高級スープ料理だったという太平燕。分かりやすく例えると、具だくさんのチャンポン風春雨料理。 福岡の中華料理屋ではあまり見かけないが、熊本ではポピュラーな麺料理らしい。
スープは甘めのあっさり味。シャキッと炒められた多めの具とプチッと弾ける春雨の食感のハーモニーを楽しみつつ食べ進む。
以前ラーテンさんの店で頂いた太平燕は、エラク旨かった。 今年の夏休みはキャンプを絡めてまた食べに行くか!!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン83●チャンポン9●うどん33●そば14
2005年04月24日 日曜日
●お麺なニュース ~老舗の新展開!?「蔵」オープン~
掲示板への通りすがりさん情報通り、東区原田のうどん庄ひし家跡に「蔵」がオープンしていました。
看板の墨文字&キャッチコピーがナンともコンサル・チック。果たして味は…??店のオペレーションが落ち着くであろう1ヶ月後、是非食べてみたい!
●琴平 ~ふとアノ名店を想い出す博多仕様讃岐うどん~
琴平:ごぼう天げうどん450円。
福岡市中央区赤坂2-2-47。月曜休み。Pあり。
二日続けて寝て過ごした甲斐あって、大分体調が戻ってきた。ならば、と東区へ出がけ所用をすまし、さぁ昼麺。今日の気分はつけ麺、 久しぶりに鈴木商店へと向かうが、店頭に順番待ちの列…。
鈴木商店のような人気店は、休日の昼時はアベックや仲間連れの若者客が多い。 遊ぶ時間が存分にある彼らは食事がすんでもなかなか席を立たないので客の回転が悪く、順番待ちの時間も平日より長くなりがち。 元来待つという行為が苦手な私、あっさり諦め予定変更、すぐ先の琴平へ。
赤坂の中央市民センター向かいにある琴平。店内はセンターでのイベント帰りらしき年配の女性客と、 草野球帰りらしき男性客で賑わっている。
ここは兎に角メニューが豊富。20種類は優にありそうなうどんのメニューをざっと眺める。
「鴨うどん」に「本鴨うどん」?
と言うことは、「鴨うどん」は「鶏うどん」かなぁ…。
いろいろ気になるメニューもある。が、店内に漂うだしの香りを嗅いでいると、口の中は、マイ・フェバリット・うどんメニューである、 ごぼ天モードにスイッチオン。で、結局ごぼ天をたのむ…。
白い器に透明感溢れるすめ。湯気とともに立ち上るだしの香りがタマラナイ!ずずっと一口啜れば、 ふわっと優しく&優雅に広がるその風味。気持ち甘めの味わいは、最近の典型的な博多うどん味。
そして、うどんも博多仕様。細めの茹で置きで、てろてろ加減が極上すめと相性抜群。噛み込んだときの、 ぷるるんとした可愛いひきもナンとも楽しいなぁ、と食べ進むうち、ふと思う。
極上すめに細めのぷるるん麺…。
コレって玉三郎に近いかもなぁ……。
今は無き名店に想いを馳せつつ、ずるずると啜る。
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン83●チャンポン8●うどん33●そば14
2005年04月23日 土曜日
●お麺なニュース ~らーめんタクシー登場~
NIKKEI NETによると、福岡市タクシー協会は、割引運賃を適用して2時間で市内のラーメン店を巡る「らーめんタクシー」の運行を5月から始めるらしい。

と言っても、タクシー乗車中に車内でラーメンを食べさせてくれるワケじゃない。
乗客がパンフレットに掲載された市内のラーメン店44店舗から希望の店舗を選ぶ仕組みで、乗降地は福岡市内に限る。
運賃は2時間の貸し切りで、11時~16時は5000円、16時~21時は6000円で、通常の貸し切り運賃(2時間7120円)
の7~8割。
参加ラーメン店舗は、当然ながらメジャーな店が多いが、まさやや壱屋などオモシロイ店もチラホラあり。以前、西鉄が似たような企画をしていた記憶があるが、 このらーめんタクシー、果たしてどれくらいの利用があるのだろうか?
2005年04月22日 金曜日
●未羅来留亭 ~いざという時頼りになります、SOUL麺~
福岡市早良区西新4-9-17。11:30~19:30、火曜日休み。Pなし。
朝起きたらゾクゾクと悪寒がする。どうやら風邪を引いてしまったらしい…。怠い体をなんとか誤魔化し出社するも、 熱が上がってきたらしく、どんどん悪寒もひどくなるし、偏頭痛もともなり脳味噌が完全に機能停止状態。
こりゃダメだ…。
とても仕事にならないので、午前中で早退させてもらう。
風邪を引いたときは栄養を摂って寝るが一番。だがしかし、カミさんは仕事でこのまま帰っても飯がない。 ならば未羅来留亭で精を付けて帰るか。
見慣れた黄色の暖簾をくぐり、入ってすぐのいつものカウンター席に座り、「ラーメン、ください」。 待つことしばし、差し出されたラーメンもいつもの通り。瑞々しい口当たりの奥にギラリと顔を出す豚骨だしに、素朴麺。ナンちゃナイけど、 ナンともウマイ。
体が怠くて食欲が全くなかったはずが、替え玉まで平らげる。体調の悪い時こそSOUL麺。 帰ってぐっすり寝て、早く風邪を治すぞ!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン83●チャンポン8●うどん32●そば14
2005年04月21日 木曜日
●うどん屋 麺之介 ~極上創作うどんの色香にメロメロ~
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うどん屋 麺之介:アナゴぶっかけ680円。
福岡県京都郡苅田町大字尾倉3067-5。11:00~16:00&17:00~20:00(火曜のみ11:00~16:00)。水曜休み。Pあり。
午前中の八幡西区での仕事を終え、次の現場である行橋へ向かう。都市高速を長野インターで降り、津田西交差点。左折してすぐの津田屋官兵衛で昼麺啜るか?いやいや官兵衛は超人気店、昼時は順番待ちの行列必至。今日はノンビリ待つ時間的余裕がない…。そうだ!ならば長年の宿題店、津田屋官兵衛が主宰する豊後裏打ち会の一店、麺之介に行ってみるか!!
麺帳の住所をたよりに訪ねると、北九州の南隣、苅田町の県道沿いに麺之介を発見。店頭の黄色いテントと黒い幟に書かれた、うどんを啜るオヤジのイラストと「元祖 アナゴぶっかけ」の文字が、なんともインパクト大。
暖簾をくぐると15席ほどのL字カウンター席だけの店内は、ほぼ満席。官兵衛に負けず劣らず、ココもかなりの人気店のようだ。
席に着きメニューを見ると、ぶっかけだけで5~6種類は載っている。よほどぶっかけうどんに自信があるのだろう。よし、ならば店頭にデカデカ書かれていた店の一押しメニュー、アナゴぶっかけだ!
大振りの陶器の器に、ででんとアナゴ天。そして、うどんの上に丁寧に盛られた薬味。遊び心を感じる美人うどんである。うどんは揚げたての温うどん。イイ感じにぬめった見た目に食欲がかき立てられる。
つゆをかけ、軽く掻き混ぜ、一啜り。すると、
ぬらぬらぬら~…。
うどんのホンワカとしたぬめりが唇から上顎、舌にねっとりと艶っぽく絡みつく!そして、うどんを噛み込めば
むにゅぅ~、むにゅむにゅぅ~、ぷるぷるりん
餅のような柔腰の、優しく且つ深い伸びやかなひき。
うっしゃぁ~、う、しゃっしゃぁ~!コリャたまらんぞぉ!!
まさに未体験の、なんとも官能的な食感に我が麺心は完全にメロメロ。ずびずびずずずぅ~、一心不乱に食らいつく。
そしてアナゴ天もGOOD!揚げたてのカリッとした衣の奥に、ほくほく熱々のアナゴの身。隠し味に添えられた柚子の風味がナンとも心憎い逸品。
汁フェチの私の場合、すめのないぶっかけは食べ終えた後の満足感に乏しいことが多々あるのだが、このぶっかけは目一杯満足。創作うどんメニューとしての完成度の高さに感激。そして、丁寧な仕事。あらかじめシッカリ温められたドンブリに、揚げたてうどん、さらには揚げたてアナゴ天。すめなしのぶっかけながら、最後まで熱々ほくほくで食べ終えられたことによる満足感は大きい。
ああ、旨かったと精算していると、壁に「春の新メニュー 伊太利庵うどん」の張り紙が。どうやらニンニクの利いたイタリアンタイプのうどんのようだ。ううぅ~、気になる!!!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン82●チャンポン8●うどん32●そば14
2005年04月20日 水曜日
●八州 ~やっぱり旨い!八州はエライ!!~
八州:きじょうゆうどん大盛り450円。
福岡市博多区住吉1-210-6。24時間営業、日曜休み。Pあり。
不確定要素だらけの仕事に翻弄され、今日も朝からセコセコと雑務をこなす。午後2時過ぎ、博多駅での打ち合わせを終え何とか一段落。サクッと昼麺啜って早々に帰社せねばと、八州へ。
先日食べたごぼ天がエラク好印象だった八州。午後2時半は飲食店にとってのアイドルタイムのはずなのに、店内には先客5名。さすが「安い、旨い、24時間営業」と三拍子揃った大衆うどん人気店である。
果てさて今日は冷うどんでイクか?とメニューを見ると、温うどんの筆頭に「きじょうゆうどん」の文字。普通の店なら「かけうどん」が筆頭なのだが…。 ということは、よほど「きじょうゆうどん」に自信アリということか…?!
「すんませ~ん、きじょうゆ大盛りでくださ~い!」
注文を受けた店主、「はいよぉ~、少々お時間くださいねぇ~!」と生うどんを釜へ投入。よしよし、揚げたてか!いよいよ期待できそうだぞ!!
まつことしばし、出てきたきじょうゆうどんは、揚げたてうどんの熱でゆらゆらと花がつおが踊っている。イイねぇ、ウマそうだねぇ!と醤油をかけるのももどかしく、ずずっと一啜りすれば、揚げたてならではの適度なぬめりが唇や上顎、舌を擽る。くぅ~、ナンとも色っぽい触感だなぁ~!と小躍りしつつ噛み込めば、むりりんとした奥深いこしと、ほんわり温かく広がる小麦の風味!そして後から追ってくる花がつおの旨み!!
う、旨~い!コリャ、たまらなく旨~~い!!

うどんの出来が味の要のきじょうゆうどん。冷うどんでうどんのこしを堪能するのも楽しいが、うどんの風味をたのしむなら断然温うどん。温かさで風味が際立つし、すめがない分ストレートにうどん自体の味わいが楽しめる。ただ揚げたてならではのぬめり感は好みがハッキリ分かれそう。「うどんはツルツル派」の方には決してオススメ出来ません。
しかし、揚げたてで&この味で&この量で、しかも24時間営業で&都心部なのに駐車場も完備で価格はわずか450円。エライ!エラ過ぎる!!マジ惚れです、八州。
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン82●チャンポン8●うどん31●そば14
2005年04月19日 火曜日
●1ヶ月経ったけれど…
会社に帰っていると、長浜漁港一帯に福岡西方地震で被災された玄界島の方々の仮設住宅が建設中。大した被害を受けなかった私、1ヶ月が経ち、地震の記憶も薄れがちだが、被災された方々は相変わらず不自由な生活を余儀なくされていることを改めて実感。
●讃岐うどん 田 ~演出が利いた博多仕様讃岐うどん~
讃岐うどん田:醤油うどん4300円。
福岡市中央区天神4-10-2。11:00~15:00&18:30~20:00、日祝休み。Pなし。
相変わらずセコセコと忙しい。社内での雑務が一段落付いたところで天神の取引先へ見積書を届け、サクッと昼麺。近場の田へ転がり込む。
「いらっしゃいませぇ~」
暖簾をくぐると、奥の厨房から語尾がゆるく上がる独特のイントネーションの店主の声が懐かしい。壁の高い位置に書かれたメニューも以前のまま。値上げもしていないようだ。醤油うどんをたのみ、長いカウンター席に着席、窓越しに那珂川の景色を眺めつつ、うどんを待つ。
待つことしばし、出てきた醤油うどんは相変わらずの美人。ほんの少し生成がかった瑞々しいうどんにレモンの黄色と葱の緑が映え、食欲をそそる。ギュッとレモンを搾ると、柑橘系特有の酸味がかった香りが立ち、さらに食欲を刺激される。うわぁ~、もうタマランわぁ!と箸でうどんを一掴み、ずずっ、ずずずぅ~。ずずずずずぅ~。1分かそこらで一気に完食。
私が思うに、ここ田が福岡で初めて讃岐スタイルの醤油うどんを出した店。香り立つレモンの酸味と醤油の甘味、大根おろしの辛味のコラボが絶妙。ただうどんは日を重ねる毎に博多仕様に変化している気がする。今日のうどんは、もちもち、ぷるんとした食感が楽しい演出系。その土地の人の嗜好に合わせ味が変わるのは自然の理。極上博多仕様讃岐うどんを楽しみ、さぁ仕事。午後からも忙しいけどガンバンべぇ~!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン82●チャンポン8●うどん30●そば14
●お麺なニュース ~鶏骨ラーメンの支店(?)が高宮にオープン~
取引先の麺好きM山さん情報によると、中洲の花鳥の支店が高宮にオープンした模様。
鶏骨ラーメンに加え、鶏骨塩ラーメン、水炊きラーメンもある模様。塩は旨いかもなぁ…。
●Mixed Tape アーカイブ
ipod先達・N牟田さんより、またまたビッグニュース!メルセデスベンツが定期的に提供しているコンピレーション、Mixed Tapeの過去のファイルがダウンロード出来るというノダ!!
早速教えて頂いたアドレスへアクセスすると、どうやらドイツのサイトのようだ。察するにBit Torrentなるソフトウェアによりダウンロードできるらしい。はてさてBit Torrentとは?とインターネットで調べてみると、どうやらファイル共有ソフトのようだ。
ファイル共有ソフト×音楽→NapsterやWinny→著作権侵害問題
う~ん、元来無料で配布されているMixed Tapeだから、何も気にすることはない気もするが…。
兎にも角にも毎度毎度のレア情報をアリガトウございます、N牟田さん!
2005年04月18日 月曜日
●家麺特集
朝からビッチリ仕事。で、外麺行けず。で、で、家麺特集。
ノンフライ麺のこしと和風だしが効いた醤油スープがなかなかウマイ。
さすが日清、よくまとまってマス。
カミさんが買ってきてくれた「仙台みそらーめん」。
バッタもん臭いなぁ、と疑心暗鬼で食べてみると
コレがカナリ旨い!
札幌みそラーメン的なドギツさはナシ。
至ってライトながら、奥にだしの深みが利いた逸品。
そして、ともきさんお手製のチャーシュー。コレがバカ旨!!
燻製の利いた香ばしい風味ともっちりとした食感に昇天。
カップヌードル新味、キムチラーメンは
醤油スープとキムチの風味がイイ感じにコラボ。
韓国辛ラーメンより断然旨い。
フミオ氏よりお裾分け頂いた稲庭そうめんのひねもの。
きっちり角か立ったその見た目、
くにっ、しゃくりと抗うそのこし、
そして豊かに広がる小麦の風味。
めちゃめちゃ旨いデス。
麺の食感、量ともナカナカ満足。
が、スープは疑問。
胡麻の風味や香辛料の効き具合は本格的だが
如何せんカップ麺、味に奥行きがない…。
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン82●チャンポン8●うどん29●そば14
●What's Going On / Marvin Gaye
「コレを聴かずしてナニを聴く?」的超ウルトラ名盤中の名盤。70’sソウル屈指の名作、俗に言う必聴盤デス、コレ!
2005年04月17日 日曜日
●来来軒 ~『軒』を訪ねて第31回~
来来軒:ラーメン400円。
福岡県宇美町大字宇美3170。
JR宇美駅から県道太宰府古賀線へと抜ける細い道に、ぽつりと黄色い看板。「ラーメンちゃんぽん」の文字のくたびれ具合と、「自宅の一角を店舗にしました」的店作りが如何にも『軒』。そして屋号もコレまた『軒』の王道。長年の宿題店、来来軒である。
12畳ほどのこぢんまりした店内は先客なし。右奥の高い位置に置かれたテレビの音が静かな店内にこだまする。
メニューはラーメン、チャンポン、皿うどん、焼きそば、チャーハン、そして餃子の6品のみ。このシンプルさも『軒』ならでは。
「すんませ~ん、ラーメンください」
声をかけると、奥より静かに店主が現れ、おもむろに調理が始まる。釜に麺を投入後、ドンブリに元ダレを入れ、スープを張り、再び釜を静かに見つめる。次の瞬間、右手のざるが素早く麺を掬い、ちゃっちゃっちゃっ。入念に湯切りした麺をスープへ移し、具を盛りつける。一切無駄の動きがないその仕事ぶりも正に『軒』。
白濁したスープには一切脂が浮いていない。少しくすんだ色合いが「静かなる迫力」を醸し出す。レンゲにすくい一啜りすると、ほわんと広がる自然な甘み。そしてすぐさま、キリリとした塩気とともに骨太のだしの風味が顔を出す。化調の存在は感じない。しっかり乳化した豚骨の甘みと旨みを塩気のみで喰わせるタイプ。
そして、超剛球ストレート豚骨スープに対し、麺とチャーシューは技巧派軟投タイプ。するすると収まり感の良い麺とトロリととけるチャーシューが、ガシガシと無骨に旨さを主張するスープを上手い具合に治めている。
凛とした潔さと懐深い優しさを兼ね備えた滋味塩トンコツ。ああだから、『軒』探しは止められない。
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン78●チャンポン8●うどん28●そば14
2005年04月16日 土曜日
●まことうどん ~伸びやか、ぷるるん、ああ極楽!~
まことうどん:親とじうどん600円。福岡市西区姪浜町473。
11:00~15:30&17:00~20:00、月曜休み。Pあり。
今日は実家で亡き祖母の十三回忌の法事のあと、親族と二日市温泉に宿泊。なので、愛犬栗太をペットショップへ預けサクッと昼麺、近場のまことうどんへ。
いつも昼時は行列必至の人気店だが、今日は土曜日。しかも正午過ぎの早い時間に入店したので、待つことなく無事着席。家族四人で釜揚げうどん、イカ天うどん、カツ丼セットをたのむ。
うしゃしゃ!桶から漂う湯気がナンとも旨そう!!たまらず箸で一掴みすれば、気持ち細めの透明感溢れる姿が美しい。つゆにつけ、ずずっと啜れば、ぷる、ぷるる~ん。至極自然な伸びやかなるこしとひきがタマラナイ!
そしてカツ丼もカナリ旨い!ザクッと揚げたて感が残る肉厚のカツと適度な甘さのつゆの取り合わせはカナリ好み。飯自体も適度な粒立ち感然り、米自体の甘み然り、かなり旨い!ただ惜しむらくは卵。チョット火が通り過ぎていて、色気がない。コレで適度にトロトロなとじ具合だったら、私にとっての理想のカツ丼だったろう…。残念!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン77●チャンポン8●うどん28●そば14
2005年04月15日 金曜日
●キッチンつかはら ~イイ味でてます、食堂系名店~
キッチンつかはら:ラーメン500円。
大分県大分市豊町2-7-3。11:30~20:00、日曜休み。Pあり。
朝からの大分県玖珠町での仕事を終え、午後からの大分市での打ち合わせに備え早めに移動。正午過ぎ、大分市内に入り、さぁ昼麺。以前クモさんに教えて頂いて買ったラーメン本「大分別府のラーメン120杯」で気になっていた宿題店、キッチンつかはらへ。
大分市街の北、工業団地が広がる港湾エリアに、ナンとも趣のある佇まい。昔ながらの中華店にアリガチの意匠を凝らしたガラス戸を開けると、イイ感じに古びた店内。先客が4名、それぞれに漫画やスポーツ新聞を読みつつ、食事をしている。
カウンター席に座ると、店奥よりお婆ちゃんが現れ、すっとおしぼりを差し出してくれる。街の食堂にしてはサービス満点だなぁ、と感心しつつメニューを見ると、ラーメン、チャンポン、皿うどんに中華定食、カレーもある。
ラーメンをたのみスポーツ新聞を広げると、ガラス戸が開き、20代後半らしき男性客。
「こんちわぁ~。」
「ああ、俊彦くん、らっしゃい。皿うどん?」
「うん、白ご飯も付けて。」
「はいはい。」
どうやら近所の工場で働いている馴染み客のようだ。カウンター奥の厨房のお母さんとの優しい口調がなんとも心地よい。
まつことしばし、出てきたラーメンはデフォルトで胡椒がふってある昔風。湯気とともに香り立つ醤油の香りがタマラナイ!一口啜れば、ふわり広がるだしの旨味。鶏ガラらしき柔らかな旨みの奥に、昆布だろうか、和風だし優しい風味。
そして麺もスープ同様に優しい味わい。もっちりとしたひきがオモシロイ中麺で、滋味スープと相性抜群。シンプルな味付けのもっちりチャーシューもイイ感じ!
なんとも懐かしい感じのするシンプルかつ豊かな味わいの滋味ラーメンにほのぼの和む。
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン77●チャンポン8●うどん27●そば14
2005年04月14日 木曜日
●ごっちうどん ~面白エンターテイメント系うどんに感心~
ごっちうどん:鴨つけめんうどん550円。
福岡県行橋市西宮市4-140-4。11:30~20:30、水曜休み。Pあり。
午前中の八幡西区での打ち合わせを終え、次の打ち合わせのため行橋へ。行橋と言えば、モチロンごっち!
以前食べた穴子天うどんが超美味だったごっちうどん。とにかくココはメニューが多い。うどんだけで30種類は優に超えるメニューがズラリ書かれていて、どれにするか目移り必至。アレも旨そう、コレもイイなぁ、と楽しく悩んだすえ、前回特に気になった「つけめんうどん」に決める。
が、つけめんうどんだけでも、デフォルトに加え、キムチ、肉、鴨の4種類ある。オススメは?と注文を取りに来たバイト生らしき店員に聞くと、照れくさそうに
「僕もまだ全部食べていないので分かりません…」
なんとも素直かつ誠実な答えに頬が緩む。「鴨が最近加わったメニューです」とのバイト君の一言に従い鴨つけめんうどんをたのむ。
待つことしばし、出てきた鴨つけめんうどんは鴨せいろ風。ざるに盛られた冷うどんを鴨肉入りの温つゆに付け、ずずっと啜ると、香ばしい醤油の旨みと柔らかな酸味、さらに鴨の脂の甘さも加わった芳醇なる味わいが口中に広がる。
そして食感もオモシロイ。大助うどん@桂川町を彷彿とさせる餅のような超柳腰のひきが楽しい演出系うどんのモチモチ感に、つゆの具の水菜のシャッキリ感、胡麻のプチプチ感、さらにはおろし大根のじゃきじゃき感と、色んな食感のハーモニーを楽しみつつ、一気に平らげる。
同行のスタッフがたのんだ「なすあんうどん」もオモシロイ。揚げた茄子とそぼろ肉をあんとじにし、仕上げにラー油がかけてある。中華チックでナカナカ美味とのこと。
開店4周年記念で9月末まで全商品値下げサービス実施中。生醤油うどんはナント150円!?福岡に住む私にとっては行橋は遠い街だが、福知山か貫山登山をかねてでも、近々是非とも再訪したい!!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン76●チャンポン8●うどん27●そば14
2005年04月13日 水曜日
●さぬきうどんや ○ ~見事にグレードアップしたうどんに感涙!~
さぬきうどんや ○:ぶっかけ380円、ちくわ120円。
福岡県宇美町宇美3239。
4月一杯は日曜休み、5月以降は火曜か水曜にしようと思っているとのこと。Pあり。
午後からの太宰府の得意先との打ち合わせを前に宇美町へ。目指すは○。
「太宰府で営業していた○が宇美に移転オープンした」とのおじさん2情報をたよりに訪ねると、太宰府から古賀へと続く県道35号線の上北川橋交差点の500m南に紺色の看板と幟。「天然素材でとっただし」、「讃岐からとりよせた粉で打ったうどん」など、以前と同じキャッチコピーが書かれている。
店内は以前よりかなり広い。大きめに摂られた窓から降り注ぐ外光が心地よいなぁ、と席に着きメニューを見ると、筆頭にぶっかけうどん。「初うどん屋はごぼ天」が我が麺喰い信条だが、ここは讃岐うどんを謳う店。郷にいればなんとやら、ぶっかけ冷をたのむ。
うっすらと透き通り、なんとも瑞々しいその姿。出てきたうどんは、かなりの美人。うしゃしゃ!こりゃイケるかも…、と一啜りすれば、するするぅ~と微かに唇を擽る艶っぽい食感。そして噛み込めば、くにっ、くにぃ~っ、ぶるるんっ!と弾ける素朴なこし。さらに、ふわりと広がる小麦の風味。
旨い…。以前よりカナリ旨く感じるぞぉ~!
讃岐で例えるなら山内タイプ。強靱かつ自然なこしと素朴な風味が、ガツリと存在感をアピールする朴訥うどん。一般ウケする技巧派の宮武やなかむらに比べると、好き嫌いが分かれそう。しかし、だがらこそ、はまったらトコトンはまる個性派うどん。
ただ惜しむらくはつゆの甘さ。かなり甘めの九州仕様。そして、このちくわ天で120円はチト高過ぎる。が、しかし、うどん自身はカナリの好み!次回は生醤油か?はたまた釜揚げか??近々再訪だ!!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン76●チャンポン8●うどん26●そば14
2005年04月12日 火曜日
●清く正しい東京出張
日帰り東京出張。朝一番のANAに飛び乗り、午前11時、三田で打ち合わせを終え銀座へ。お得意先の東京支社に挨拶に行くと、昼飯を奢ってくれるという。「なにが食べたい?」と問われ、迷うことなく「蕎麦」と即答。
お上りさん気分で久しぶりの銀座を歩いていると…
アップルジャパンのビルを発見!
プラプラ歩いて松屋に到着。「ここのレストラン街にイイ蕎麦屋があるんだよ」と店内へ入ると、「レストラン街改装中」との張り紙…。仕方ない、近場で済ませましょうと三越へ、最上階のレトリックなデパート食堂で和定食をご馳走になる。
三越前で得意先と別れ、アップルジャパンをのぞき、木村屋でチビ達土産にあんパンを買い、人形町へ。
夕方6時、打ち合わせ終了。福岡行きの最終まで2時間、我が最愛なるまつやへ行くには時間が足りない。で、路地裏の焼鳥屋に転がり込む。
ねぎまとつくね、かわをあてに、ちびちび飲む。追加でたのんだ大根の煮物もシミジミ旨し。生ビールとお湯割りで小一時間ねばり、地下鉄に飛び乗り空港へ。麺ナシの「清く正しいサラリーマンの日帰り出張」もまた楽し。
2005年04月11日 月曜日
●もみじ ~うどんもイイけど、そばもイイ!~
もみじ:ごぼう天そば520円。福岡県太宰府市五条4-11-12。
11:00~20:00、日曜休み。Pあり。
太宰府の得意先で終日仕事。午前中の仕事が一段落したところで、サクッと昼麺。得意先のすぐ近所にあるもみじへ転がり込む。
午前11時半過ぎという早めの時間帯にもかかわらず、店内には先客4名。しかも全員女性客。オープンテラスを設けた店造り然り、あんこコーヒーなど甘味メニューも用意してあるところ然り、女性向けの店造りが如実に功を奏しているようだ。
さぁて今日はナニを啜ろうか?とメニューを眺める。ぶっかけうどんの温バージョンや釜揚げうどんにグイグイ惹かれる。が、未食の蕎麦もナンとも気になる…。
う~ん…、よっし!やっぱ今日は蕎麦に初挑戦だ。
コレがまた、ナカナカの温そばである!
まず、蕎麦がイイ。温そばながら揚げたての活きのよいハリとこしがそこここに感じられる誠実さ。そして、上質の温そばならではの啜ったときの、ぬるりと艶っぽい食感。思わずニヒニヒッとニヤけてしまう、なんとも楽しい蕎麦である。
そして、華のあるすめも相性よし。うどんと合わせるより、蕎麦と合わせた方が、だしの良さがストレートに感じられる気がする。ココの店主はひょっとして、うどん屋より蕎麦屋を営みたかったのでは…?
ごぼう天はモチロン揚げたて。うどん同様そこかしこにキッチリとした仕事のあとをビシバシと痛感する上物温そば。ホントこの店はハズレナシ!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン76●チャンポン8●うどん25●そば14
2005年04月10日 日曜日
●てっちゃんぽん ~一生懸命なまじめさがウレシイ大盛りチャンポン~
てっちゃんぽん:ちゃんぽん650円。
福岡市早良区次郎丸3-28-10。水曜休み。Pあり。
朝起きたら、久方ぶりの重度の二日酔い。昨日の花見は、前日までの睡眠不足がたたり、飲んじゃ寝て、起きちゃ飲み、また寝て…。最悪の飲み方のつけがシッカリと我が身を襲う。
タマランなぁ、キツイなぁ、と嘆いてみてもしょうがない。やるべき仕事がある。とっとと片付けるしかない、と偏頭痛に耐えつつ会社へ。今にもドロドロと溶け落ちそうになる我が身&我が脳を懸命に鼓舞しつつ、なんとか形にする。
それにしてもキツイ。そうだ、こんな時はパワフルなチャンポンで二日酔いをブッ飛ばすしかない、とめんいちへ向かっていると、突如麺神からのお告げアリ。
この先の「てっちゃんぽん」に行ってみては、どないかぇ~?
そやなぁ、そやなぁ、イッチョ行ってみまひょうかぁ~!
次郎丸交差点を歯科大方向へ700m。以前は「お肉やさんのちゃんぽん亭おかもと」だった店舗。てっちゃんぽんと屋号が変わり、外観も木を基調にしたシックな作りに変わっている。そして店内もおかもとのころとは全く異なる落ち着いた作り。
しかし、メニューはおかもと風。チャンポンも普通とあっさりの2種類あるし、ホルモン焼きなどの定食類も置いてある。
待つことしばし、出てきたチャンポンは大振りのドンブリにタップリてんこ盛り!しっかりと加熱調理されているのだろう。色取り取りの具とスープから、ゆらゆらと湯気が立ち上るさまがナンとも美しい。
まずはスープ、と一啜りすれば、自然なとろり感とともにふわりと広がるだしの旨味。結構濃厚だが、ラードで無理矢理演出した感じはない。なので、胃にもたれる感じもなく、スッキリ旨し!
しっかり加熱された麺も、ぽわんぽわんと優しく弾ける様が楽しい。そして具の炒め具合もイイ感じ。春キャベツも適度にシャッキリ感が残り、かつ、加熱することでその甘さも引き立っている。豚肉やゲソもタップリ入ったボリューム満点のチャンポンである。
そして、接客も素晴らしい。「いらっしゃいませ」、「ありがとうございました」の一言に心がこもっていて、ナンとも気持ちのイイ店である。価格は650円と、私の麺標準価格よりは若干高めながらも、また来てみたいと思わせる心地よさを感じる。
好きです、こんな店!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン76●チャンポン8●うどん25●そば13
2005年04月08日 金曜日
●むぎの家 ~讃岐から博多へ~
むぎの家:かけうどん260円、ごぼう天100円。(4月末まで100円引き)
福岡市中央区天神3-2-22。10:00~25:00(日祝~24:00)。Pなし。
午前中の仕事を終え、さぁ昼麺。以前食べてエラク好印象だった鉄人へ向けペダルを漕いでいると
おや?ココはたしかはなまるうどんじゃなかったっけ…?
讃岐うどんFCはなまるうどんの天神三丁目店だった店が「むぎの家」なるうどん屋に変わっているではないか。 自転車を降り近づくと、店頭に「讃岐うどんを博多うどんに変え新規開店」旨のチラシが張ってある。
ほぉ、コレは気になる…。
で、急遽予定変更、むぎの家へ突入。
店内入ってすぐ右手に長いカウンター。はなまる同様のセルフ方式である。トレイに具やおにぎり、うどんを取り、レジで精算する。壁のメニューを見ると、うどんに加え、ドンブリ類やカレー、はたまたタコ焼きまであるが、我が興味はうどんのみ。讃岐から博多うどんへ業態がえされたのであれば、博多うどん名物であるごぼ天で決まり!
少々扁平し角が丸いうどんは確かに博多風。薄甘い味わいのすめも博多にアリガチなタイプ。拍子切りのゴボウのかき揚げ天も悪くはない。
が、ナニか物足りない…。
多分、博多うどん屋とすると、店の造り、オペレーション、味わい、その全てが「軽い」のだ。なので、博多うどんを食べ終わったときの「ほっ」と一息つく和み感、じんわりとした充足感、ほっこりとした安堵感みたいなものが感じられない…。セルフ方式だから?いや、因幡うどんも博多駅店以外はセルフ方式だ。だけど因幡うどんで啜るとナンとも和むしなぁ…。
讃岐から博多へ。姿格好は似せられても魂は簡単には似せられないということなのか…?
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン76●チャンポン7●うどん25●そば13
2005年04月07日 木曜日
●らーめん屋 鳳凛 ~一蘭チックなオシャレ新店がオープン~
らーめん屋 鳳凛:ラーメン550円。福岡市中央区春吉3-21-15。
11:00~27:00(日祝~24:00)無休。Pなし。
午前中の社内での仕事を終え外に出ると、抜けるような青空と初夏のような温かさ。ipodシャッフルを楽しみつつペダルを漕ぐが、すぐにジンワリと汗が吹き出す。陽気に誘われ、福岡城の堀端には花見を楽しむ人、人、人。まさにスプリング・ハズ・カム。そして私は今日も麺を噛む。
国体道路の弥太郎うどん交差点の南にナンともコジャレた外観。通りがかりさんが掲示板で教えて下さった新店、らーめん屋 鳳凛である。天井が高めの店内も外観同様なかなかオシャレ。そしてBGMもボサノバとコレまたオシャレ。
出てきたラーメンにはデフォルトで唐辛子香味油がのっている。一蘭チックだなぁ、と思いつつスープを啜れば、その味わいも然り。気持ち甘めで、脂のジューシーな感じが印象的な、ナンとも一蘭チックな味わい。
特筆すべきは麺。気持ち太めの細麺は、ヘンにこしを主張せず、さりとて適度に存在感を主張する、その塩梅の絶妙さがナンとも楽しい。
全体のまとまりも良く、万人受けしそうなタイプ。オシャレな店造り含めて若い女性をターゲットにした感じの新店である。だが、550円という価格含めて、むくつけき親父である私にはチト不似合いか…。
通りすがりさん、毎度の新店情報、感謝デス!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン76●チャンポン7●うどん24●そば13
追記
Nさんのサイトを拝見していたら、あららぁ~、3月20日(日)のリポに鳳凰なる屋号の小郡の店が…。確か一蘭の創始者は小郡縁の人だったものなぁ…。
2005年04月06日 水曜日
●宝来軒 ~『軒』を訪ねて第30回~
宝来軒:ラーメン450円。大分県大分市大手町2-2-11。
11:00~15:00&17:00~21:00、日曜休み。Pなし。
珍味軒に清陽軒、いやはや大分の『軒』もカナリのものだなぁ、と余韻を楽しみつつハンドルを切っていると、清陽軒のすぐ近くの裏通りに「宝来軒」の看板発見。
よっしゃ、三社参りならぬ三軒参り、もう一軒イットクかぁ~!
入って右手に食券販売機。ラーメンは豚骨と味噌豚骨。色んなセットメニューも充実している。そして店内は吉野家チックなカクカクと長いカウンター席。我がイメージとは異なる『軒』である。
出てきたラーメンも然り。マットな黄土色のスープはタレで喰わせるタイプ。見た目通り、クイッと舌の付け根を刺激するしっかりとした安定感溢れる味わい。これはこれでカナリ旨いのだが、私が求める『軒』の味わいとは明らかにベクトルが異なるタイプ。
などと日記を書きつつ、ふとインターネットで検索してみると宝来軒のホームページを発見。そして、こんなコンテンツが!4位にナンとも愛しく懐かしい「中華そば信兵衛」の文字…。しかし食券販売機には「正油ラーメン」は見当たらなかったが…。
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン75●チャンポン7●うどん24●そば13
●清陽軒 ~『軒』を訪ねて第29回~
清陽軒:ラーメン430円。 大分県大分市大手町1-1-6。
11:00~22:00、火曜&3rd土曜休み。Pあり。
大分県玖珠町から大分市に移動して打ち合わせ。夕方6時、本日の仕事が無事終了し、さぁ麺喰うぞ!Nさんに薦めて頂いた清陽軒へ向かう。
大分県庁の南側に黄色の電照看板。青い暖簾をくぐると、
「らっしゃいっ!」
歯切れのいい声の先は白髪のお父さん。にこやかな笑顔に心和む。
メニューはラーメン、チャンポンに加え、ドンブリ類にカレーもある。「コーラ」、「ジュース」のあとの「コーヒー牛乳」の文字にこの店の歴史を感じる。くんくんと店内に漂いまくる豚骨臭にワクワクしながらラーメンを待つ。
昼食べた珍味軒同様にうっすら透明感を残す白濁スープに旨さを確信。なみなみと注がれたスープをこぼさぬように慎重にドンブリを口へと運び、ずずっと一啜りすれば、瞬間、ほわほわほわぁ~と広がるナンとも素朴なだしの旨み。
旨い…。コレまた旨いぞぉ~!
啜るたび、徐々に徐々に旨さが加速するシミジミ滋味。あぁタマランなぁと、ひとしきりスープを啜った後、ドンブリを置き、割り箸を割り、麺をつまむ。と、
おや?麺が短いぞ…。
普段の麺の半分ぐらいの長さである。なので、ずずっと啜ると、瞬間、スパッと口におさまる感じがちょっと味気ないが、噛み込むと、ほわんと優しく奥深いこしがナンとも楽しい。おちかラーメンを彷彿とさせる個性派麺である。
ずびずび、ずずぅ~、ずび、ずずぅ~…。
静かな店内にこだまするスープと麺を啜る音もおご馳走。ゆっくり、まったり、シミジミと楽しむ滋味ラーメン。Nさん、素敵な店をご紹介頂き、アリガトウございました!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン74●チャンポン7●うどん24●そば13
●珍味軒 ~『軒』を訪ねて第28回~
珍味軒:ラーメン450円。
大分県玖珠郡玖珠町大字塚脇156-2。Pあり。
大分県玖珠町に出張。ならば昼麺は気になっていたアノ『軒』で決まり!と珍味軒へ。
湯布院から日田へと続く国道210号線沿いにある珍味軒。前を通る度、童話の里・玖珠町に合わせ竹取物語の一場面が描かれた大きな看板と、珍味軒なるインパクトある屋号が気になっていた『軒』である。
赤い暖簾をくぐると、イイ感じに古びた店内。すっきりと片付けられていて気持ちいい。入って右手が6席ほどのカウンター。そして奥には6畳ほどの広めの小上がり席。まだ春休みなのか小学生ぐらいの親子連れが旨そうにラーメンをすすっている。
カウンター奥の厨房には初老のお母さん。白髪を綺麗に結い上げ、こざっぱりとした藍染めの洋服を着こなす小粋な印象。仕事をこなす立ち振る舞いも流れるように美しい。長年培った熟練技に見惚れつつラーメンを待つ。
透明感を残す白いスープに放射線状に置かれたチャーシュー。そして海苔の黒と葱の緑。シンプルながらナンとも美しい盛りつけである。
ずずっとスープを一啜りすれば、ほんのりと優しく広がるだしの旨み。雑味は一切感じない。下ごしらえやアク取りなど、きっと丁寧にとられたスープなのだろう。シンプルにだしの旨みだけで食わせる滋味。気持ちもっちり感のある太めの麺や、キシッとした食感の塩味チャーシューとの相性も抜群。
どこか気品みたいなものさえ感じる極上滋味。これぞ私が求める『軒』ラーメン!
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン73●チャンポン7●うどん24●そば13
2005年04月05日 火曜日
●五徹 ~一皮むけた蕎麦に、あぁシアワセ!~
五徹:大ざる800円。福岡市中央区伊崎10-39。
11:30~15:00,17:00~21:00、月曜休み。Pあり。
午前中の仕事を終え外に出ると、抜けるような青空!初夏のような陽気に誘われ昼麺ポタ。先日ケチがついた五徹にリベンジするノダ。
正午半、八割方埋まっている客の全てがサラリーマン。住宅街の一角で営業する五徹の近くに会社は少ない。ということは、わざわざ五徹の蕎麦を食べに訪ねてきた客なのか…?と思いつつ座る席を探していると、
「お~い、へのくん!」
声の先は取引先のM田さん。仕事仲間らしき方とふたりで旨そうに蕎麦を啜っている。男性客が増えてこそ本物の蕎麦屋、開店当初の客の少ないときから知っている五徹だけに、他人事ながらナンとも幸せな気分。よっし、今日は大ざるだ!

綺麗な蕎麦である。しゅっと背筋が伸びた感じの端正な御姿。微かに透明感さえ感じる瑞々しさに我が麺心は既にメロメロ。
こりゃタマランぞぉ…!
とつゆを付けるのももどかしく、ずずっと一筋たぐれば、だしとかえしのグイッと力強い旨味が口中に豊かに広がる。そして蕎麦を噛み込むと、くにぃっと抗う確かなこしとふわり広がる蕎麦の甘み。きっと打ってさほど時間が経っていないのであろう。勢いを感じるナンとも力強い蕎麦がウマイ!ウマイ!!
改めてメニューを眺めると、そばぜんざいなど遊び心を感じる新しいメニューが載っている。そして、ふと厨房に目を移すと相変わらずもくもくと仕事をこなす若き店主。
なんともイイ感じの蕎麦屋になったなぁ。
ほっこりと幸せ気分で店を出る。
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン72●チャンポン7●うどん24●そば13
2005年04月03日 日曜日
●白龍 ~近所に是非欲しいなぁ、こんな大衆ラ店!~
白龍:ラーメン大400円、チャンポン450円。
福岡県須惠町大字旅石86-337。Pあり。
今日はチビ達とビッチリ遊ぶつもりだったが、生憎の天候…。仕方ない、ならば風呂でも入りに行くかと誘うと、唐突に「洞窟風呂に入ってみたい」と長男。きっと何かのテレビ番組で見たかのだろう。しかし、時既に午前10時。遠出するには遅すぎる。近場で洞窟風呂ねぇ…。おお、そうだ、ふくの湯がアルじゃないか!
家から車で10分弱、国道202号線沿いにあるふくの湯。清潔感溢れる館内は、色んな種類の風呂に加え、広々とした休憩室も備えた、我がお気に入りのスーパー銭湯である。
露天風呂の一画にある洞窟風呂を見つけ、チビ達は大はしゃぎ。たまたま客が少ないことをこれ幸いと、ばしゃばしゃ、じゃぶじゃぶ、目一杯遊ばせる。露天スペースでシコタマ遊んだチビ達の次なる興味は内風呂スペースのジェット風呂。ジェット水流の激流に身を任せ、大はしゃぎ。
そんなこんなでタップリ1時間風呂で遊び、すっかり腹ぺこ。「腹へったぁ~、ラーメンたべたい~」の大合唱が始まる。分かった分かった、ならば、白龍へGO!
R24番さんの掲示板への書き込み情報でその存在を知った白龍。インターネットタウンページで調べた住所をたよりに訪ねると、午後1時過ぎの店内は満席。10席ほどのカウンター席と4人がけのテーブル席2つに小上がりにも4人がけの食卓2卓。カウンターの数名の客をのぞき、そのほとんどは家族連れ。
そしてメニューがすごく多い。ラーメン、チャンポンに加え、親子丼やカツ丼などのドンブリ類にカレー、さらには焼き魚やトンカツなどの定食類など、30種類を超える充実のラインナップ。これまさに食堂系ラーメン屋である。
マットに白濁した迫力満点のスープである。一口啜ると、トロリとした艶っぽい口触りとともにゆるりと広がるだしの風味と上品な甘味。そして最後にふっと鼻へと抜ける適度な豚骨臭さ。デフォルトで海苔がのって出てくる見た目は伊達じゃない。どっし腰が据わった久留米ラーメン・タイプの上出来スープ。
細めの中麺の適度なガサつき感&しゃくりと弾けるこしもGOOD。チャーシューの素っ気なさもコレまた気分の、安旨素朴ラーメンである。
そしてチャンポンがコレまたウマイ!とろりと甘いぽってりスープと、ぽわんぽわんの熱々麺の取り合わせがタマラナイ大衆味。さらにこの季節ならではの、しゃくしゃくした歯触りとほのかな甘味がタマラナイ春キャベツがシコタマのって価格は450円!!
聞こえてくる客と店主の会話から想像するに、店内のほとんどの客は常連のお馴染みさんばかり。地元の方々に愛される街の食堂系ラーメン屋。我が家の近所にあったらハードローテーション入り間違いナシ。
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン72●チャンポン7●うどん24●そば12
■追記
帰りがけ、噂の牧のうどん空港通り店へ寄ってみる。
店舗横に看板が掲げられた建物。一見ナンの変哲もない看板棟のようだが、よくよく見ると真ん中あたりに、うどん屋には不似合いな「展望室」なる文字……。そう、ここ牧のうどん空港通り店は、道挟んで向かいの福岡空港に発着する飛行機を眺めるための展望台があるうどん屋なのだ!!
駐車場に車を止め、チビ達を連れ展望台へ向かう。が、お~まいがったぁ~!入り口に鍵がかかってあがれないじゃナイのぉ…、残念!!なんでも博多日常生活というブログによると望遠鏡や航空会社ごとの尾翼イラストパネルなども展示されているらしいのだ。詳しくはコチラ。
2005年04月02日 土曜日
●彦 ~山を楽しみ、蕎麦も楽しむ。ああ極楽な休日。~
彦:せいろそば800円。佐賀県三瀬村大字三瀬1586。
11:00~17:00、月曜休み。Pあり。
金山を下山し千石の郷を目指していると、フミちゃんがぽつりと一言、「小腹が空きましたよねぇ…」。「腹が空いた」というフレーズを聴くや否や、我が麺喰い中枢が激しく反応。近場で旨そうな麺処は……、おおそうだ、彦があるじゃないのぉ~!
以前は福岡市内で営業していたという彦が最近ここ三瀬村に移転オープン。木を基調にした外観&奥行きに対し間口が極端に広い造りは、同じ三瀬村の蕎麦屋、二足のわらじにそっくり。
6人がけの大きめのテーブル席が5卓。さらに大きくとられたガラス窓の外にはデッキがあり、天気が良ければ外でも食事が楽しめるのだとか。
メニューは蕎麦に加え、
クジラの刺身としゃも料理が数種。
〆は甘めのつゆと細打ち十割そば
登山の心地よい疲労感を楽しみつつ、シャモをつつき一杯。そして仕上げに、ずずっと蕎麦を啜る。ああ、なんともシアワセ&極楽な、ゆるい休日。
◎2005年通算麺喰い数◎
ラーメン71●チャンポン6●うどん24●そば12
●金山
最近登山に燃えているフミちゃんに誘われ、金山へ。
渓流沿いの花乱の滝コース。せせらぎや滝の音を楽しみつつ、のんびりと登る。時折寒風が吹くも適度に温かで、なんとも気持ちがいい。水温む春、あらゆる生物の息吹を感じつつ登る。1月末に登ったときの冬の景色も美しかったが、やっぱり和み系登山は春に限る。
八合目の分岐点。同行のてん子の希望で急坂コースを選択。一気に息が上がり、ぜえぜえと山頂着。
山麺を食べ終え空を見上げると灰色。天気予報よりも早めに天候が崩れそうだ。早々に片付け、坊主ヶ滝コースを下山。千石の郷で展望風呂を楽しみ、送迎バスに乗車。本来なら規定のバス停までの送り迎えらしいが、乗客は我ら三名のみ。お願いして特別に車を駐車したところまで送ってもらう。
2005年04月01日 金曜日
●とかくこの世はヤラれ損。渡る世間は鬼ばかり…。
午後1時過ぎ、朝からの仕事が一段落。今日の気分は蕎麦。
よっし、久しぶりに五徹で啜るゾ!
と、ペダルを漕ぐ。が…。
春の到来を感じさせるポカポカ陽気、ああ気持ちイイ~!とシャカシャカ走り、福岡都市高速百道浜ランプ入り口の交差点を通過していると、イキナリ右前方の対向車線から猛スピードで右折してくる車の影。
ぎょぇっ!?ぶつかる…!
恐怖で全身が凍りついたその瞬間、
がつん…。
車が私の自転車の最後部ををかすり、自転車後部が左方向へスリップ。倒れそうになるが、とっさに両足を踏ん張り、転倒はまぬがれる。
ぶつかる予感の恐怖感と大事故を免れた安堵感で、頭の中は錯乱状態。無意識に左後方を振り返ると、白いベンツのオープンカー。品の悪い派手めのサングラスをかけたオバはんが「ごめんなさいねぇ…」の一言を残し、猛スピードで走り去って行く。
これって、当て逃げ…?
ベンツは百道浜ランプから都市高速を天神方向へと走り去る。ガタガタ震える両足をなんとか踏ん張り、取りあえず交差点を渡りきり自転車の車体を確認すると、かすった衝撃で歪に曲がった後部車輪のリム…。それを見た瞬間、ふと正気に返り、途端にメラメラと怒りがこみ上げてくる。
警察だ、110番だっ!
携帯から通報、近くの派出所からお巡りさんが到着し現場検証。事情を説明すると
「で、車のナンバーは覚えてますかぁ?」
「いえ、とっさのことで見ていません。」
「そうですかぁ。だと、ちょっと分からんかもなぁ…」
「でも最近は、高速道にカメラを設置しているんでしょう?
白いベンツのオープンカーなんてそうそう走っていませんから
その時間に都市高速を天神方向へ走る車を確認してくれれば
すぐ分かると思うんですけど…。」
「う~ん、どうかねぇ~…。」
私は全く無傷。しかも被害は自転車の車輪の歪みのみ。彼の口調や表情から察するに、もっとおおごとの事故ならいざ知らず、この程度の軽度な対物事故では、そんな手間のかかる捜査はしてくれないらしい…。
「とりあえず本署の事故処理係に報告しておきますから。
今後の捜査経過はそちらへお尋ねください。」
すげない言葉を一言残し、立ち去る。
乗れなくなった自転車を会社まで押して帰り、夜、車に乗せ行きつけの自転車屋へ修理に持ち込む。後部車輪のリムとスポーク、タイヤなど、変速ギヤ以外は全て交換しなければダメだとか。そして修理の見積金額は10,700円…。
ピン太さんは同じような事故で大変な怪我を負われた。私は体が全く無事だっただけよかったと思うしかない。自転車好きの皆さま、くれぐれも事故には気をつけましょう。
