2005年08月04日 木曜日
●天龍 ~正に灯台もと暗しの滋味チャンポンに、ほっ…~
荒江四つ角の西、福岡西部と都心を結ぶ幹線道路沿いにオレンジ色のテント。その凛とした佇まいが、ずっと気になっていた天龍。

「あらあら失礼しました、いらっしゃいませ。」
1時過ぎの店内は先客ナシ。入り口横のテーブルで新聞を開いていたお母さんが、入ってきた私に気付き、席を立つ。
「らっしゃい。」
そして、入り口左のカウンター席の奥から、お父さん。
店構え同様にイイ感じに古びているが、きっちりと片付けられた店内。なんとも気持ちがいい店である。 お母さんが座っていたテーブル席に座ると、すぅ~と全身が涼しくなる。
なるほど、冷房がよくあたるので、
お母さんはこの席で寛いでいたのか。
メニューを見ると、筆頭にチャンポン。焼きそば、皿うどん、そしてラーメン、ラーメン大盛りと続く。そう言えば、 店頭の白い電照看板にも「長崎ちゃんぽん」とあったしな…。ならば、お店の一押し、チャンポンだ。

ガッガッ、ジュワァ~、カツカツカツ。厨房からの小気味よい音が止み、チャンポンが運ばれてくる。うっすら透明感を残すスープに、 色取り取りの具。その端正な面もちに、旨さを確信。
レンゲでスープを啜る。熱々の食感とともに、ふわりと香り立つ旨味。野菜やカマボコなどの具から出た様々な旨味のハーモニーの奥に、 柔らかななだしの風味。
これは旨い。シミジミ旨い。
シッカリと加熱された麺の、ぽわんぽわんとした食感然り、ぎりぎりシャッキリ感を残しつつ、 イイ感じにくったりしたキャベツの炒め具合然り。
派手さはない。が、丁寧かつ適切な仕事の後をそこかしこに感じる上質滋味。
こりゃイイなぁ。シミジミいいチャンポンだなぁ。
スポーツ新聞を片手に、のんびりと滋味を楽しむ午後のシアワセ。
天龍:チャンポン500円。福岡市早良区荒江2-14-4。日曜休み。Pなし。
◎2005年通算麺喰い数◎ラーメン147●チャンポン14●うどん70●そば29