2005年12月03日 土曜日
●天龍軒 ~『軒』を訪ねて 第38回~
目を覚ますと抜けるような青空。すわ、山か?いや、映画…。今日はチビ達をハリポタ新作に連れて行く約束だったのダァ……。
入手した前売り券を見ると、福岡ドームかキャナルシティのユナイテッドシネマか大洋映画劇場。で、我がチョイスは大洋映画劇場。

まずレトリックな外観に、くらり。そして入り口は行ってすぐのチケットのもぎりのお嬢さんのキヨスクチックな制服姿に、くら、 くらり。
おおぉ~、懐かしぃぞぉ~!
子供の頃、母に連れられて来た時と、まんま同じでないのぉ~。
かつて、福岡で映画を見ると言ったら、中洲だった。ここ大洋以外にもスカラ座やピカデリーなど、 最盛期には10以上の映画館が軒を並べていたものだが、今やここ大洋とアダルト系のオークラの二軒のみ。

外観同様館内もレトリックだが、客席はリクライニングのゆったりシート。 ユナイテッドシネマのように席の予約は出来ないが、入れ替えなし。観たいだけトコトン粘れるファジーな運行が我が好み。
で、肝心のハリポタ新作は、お子様向け上出来ファンタジースペクタクル。だが、大人が楽しむには、 ストーリーがあまりにも幼稚。で、「もう一回観たい!」と主張するチビ達&一回目の上映では転た寝し、 ほとんど映画を観ていたカミさんを残し、一人ちゅるちゅるドライブ、天龍軒を目指す。

福岡から北九州へと向かう旧国道3号線沿いこぢんまりとした間口。イイ感じに草臥れた外観が気になりつつも、 この先に待つ絶品滋味ラーメン・黒門の引力に負け未食だった店だ。
暖簾をくぐると6畳ほどのこぢんまりとした店内。午後2時前だというのに、そこそこ客が入っている。
「はい、いらっしゃい。」
老夫婦が、ナンとも心地よい落ち着いた口調で迎えてくれる。
エエねぇ、エエねぇ。これぞ『軒』の醍醐味やねぇ!
壁に貼られたメニューを見ると、ラーメン、チャンポン、焼きそば、皿うどん、中華丼と、店の規模からすると充実のラインナップ。 初ラ店はデフォルト、ラーメンをたのむ。

待つことしばし、出てきたラーメンは具だくさん。チャーシューに太もやし、海苔にネギ。てんこ盛りに盛られサービス満点。
先ずはスープと一啜りすれば、キュンと舌の付け根を刺激する明快なるタレの旨み。そして、少し遅れて顔を出す豚骨だしの旨み。
麺は極細てろてろ麺。よくぞココまでてろてろにしたものだ、と呆れるほどのてっろてろ。だが、あら不思議、 このてろてろ具合がキュン系スープによく合うのだ。
チャーシューの塩辛さも気分。北九州に近いせいか、若松ラーメンの特徴である太もやし入りの感じもエエね、エエねぇ! ナンちゃナイけど、ホッコリ幸せ気分で店を出る。
天龍軒:ラーメン400円。福岡県宗像市須恵314-1。Pなし。
◎2005年通算麺喰い数◎ラーメン229●チャンポン20●うどん112●そば43