2006年01月12日 木曜日
●来々軒 ~『軒』を訪ねて 第39回~
西鉄春日原駅前のビルの1階は小規模な飲食街。10店ほど飲食店が軒を並べているが、ナンとそのうち2軒が『軒』。 天広軒、そしてその向かいにあるのが来々軒である。
午後1時前、新しめのビルの造りの割りには随分と年季が入っている青い暖簾をくぐると、店内に先客なし。
「いらっしゃいませぇ~。」
甲高い奥さんの声に迎えられ、テーブル席へ。席に着くやいなや、奥さんの視線は、 入り口の高いところに置いてある14インチテレビへ。NHKの連続テレビ小説、「風のハルカ」だ。
メニューはラーメンが具のバリエーションで数種と、セットメニュー。デフォルトのラーメンをたのむと、奥から年配の店主が現れる。 ドンブリを用意し、たれを入れ、釜の蓋を開け麺を投入。一切無駄のない静かな仕事ぶりに惚れ惚れ。
大丈夫、これならちゃんとしたラーメンが出てくるはずだ。
スポーツ新聞に目を落とす。へぇ、城島は今年も地元・佐世保で自主トレしてるのか…。メジャー1年目、 是非ともガンバって活躍して欲しいなぁ…。などと考えているところに、ラーメンが運ばれている。

乳白色のスープに、小振りのチャーシュー3枚とネギ。至ってシンプルな見た目通りの、シンプル味。 きっちりドンブリを温めてあったのだろう、最後まで熱々で食べ終わるころには、うっすら額に汗がにじむ。
最後のスープを飲み干し、抱えていたドンブリをテーブルへ置く。席を立ちカウンターへ向かうが奥さんの姿はない。 ふとテレビを見上げると、なるほど、「風のハルカ」が終わり、午後1時のニュースが流れている。
「ありがとうございました。」
再び奥から出て来た店主の優しく静かな声に送られ店を出る。
やっぱ好きです、『軒』。
来々軒:ラーメン380円。福岡県春日市春日原北町3-58-1。Pなし。
◎2006年通算麺喰い数◎ラーメン11●うどん3●そば2●その他3