2006年02月03日 金曜日
●青龍軒 ~『軒』を訪ねて 第40回~
チビ達を連れ、能古島へ渡っての所用が午後4時終了。よっしゃ!ならばと、車を飛ばし唐津へ向かう。お目当てはモチロン青竜軒!!
唐津市街地の外れの昭和バス営業所の裏手。ぽつりぽつりと疎らに飲食店が並ぶ一角に、ひっそりと営業している 「看板のないラーメン屋」、青竜軒。土曜と日曜が定休日ゆえ、なかなか食べられなかった宿題店だ。「開いててクレ!」 と祈る思いで到着すると、店頭に「営業中」の札。ヨカッたぁ~!

アルミの引き戸をくぐると、イイ感じに古びた店内。入って右手が10席ほどのカウンター席。その奥は厨房のようだが、 波板状に下降された硝子で仕切られている。そして右手には細長い小上がに、60センチ四方の小さなテーブル席が三つ。 真ん中のテーブルでは老夫婦が、なにやら小声で会話を交わしつつ食事を楽しんでいる。
メニューはラーメン、ラーメン大盛り、チャンポン、皿うどん、焼き飯、そして餃子。ラーメンと皿うどんと餃子をたのむ。と、 波板硝子越しに調理が始まる。シルエットから判断するに、注文を受けに出て来たお母さんに加え、お父さん、 そして娘らしき女性の三名で調理をしているようだ。
たのんだ三品が同時に仕上がるように、まず餃子を焼き、皿うどんの具を炒め、頃合いを見計らいラーメンの麺を茹で出す。 食事する客への思いやりを感じる仕事ぶりに『軒』の真骨頂を感じる。

うっすらと白濁したスープに、太もやしの白と葱の緑。『軒』ならではの素朴さと優しさを感じる盛りつけに心和む。 ずずっと一口スープを啜ると、ほわんと円やかな口当たりとともに柔らかく広がるだしの旨味。これぞ正にイニシエ系滋味。
しかし、合わさる麺はユニーク。自家製の麺は、幅2ミリ、厚さ0.8ミリほどの扁平中麺。啜ったときの食感然り、 しゅるっと口に収まるッ感じ然り、コレがナンともオモシロイ!滋味スープとのコントラストを楽しみつつ、ずるずる啜る。

餃子の皮も自家製か?
もっちりとした食感がナンとも旨い!

皿うどんも自家製扁平中麺を使用。
ラードと化調の使い方が絶妙!
最後にラーメンスープを絡めて仕上げてあるのか、
イイ感じにジューシーに仕上がっていて、バカ旨!
どれもこれもキッチリ美味で、価格も安い。こりゃ大した実力店だと視線を上げると、波板硝子に「自家製麺」 との誇らしげな張り紙とともに、「煙草は吸わないでください」と「酒類は飲まないでください」との張り紙アリ。 今日こそ娘さんが手伝っているものの、普段は老夫婦ふたりだけでの営業も多いのだろう。どうぞいつまでもお元気で店を続けてクダサイ。
■青竜軒:ラーメン300円、餃子200円、皿うどん500円。佐賀県唐津市栄町2571-23。土曜&日曜休み。Pなし。
◎2006年通算麺喰い数◎ラーメン28●うどん7●そば9●その他6