2006年03月21日 火曜日
●牛がギュウッとのった牛牛うどん
かつては石炭の街として隆盛を誇った飯塚市。福岡銘菓として名を馳せている吉野堂ひよこや千鳥饅頭も、実はここ飯塚が発祥の地。一説には、 炭坑での過酷な労働に従事する労働者たちが、疲労回復のために好んで甘いものを食べたからだとか。そんな飯塚市で、 ぽってり甘い大盛り肉うどんに出会った。

福岡と飯塚を結ぶ国道201号線。八木山峠から下って飯塚市内へ入ってすぐの伊川地区にある牛牛うどん。 そのインパクトある屋号が気になり続けていた宿題店だ。店頭には「和牛肉いっぱい 名物肉うどん」の看板が。いやがうえにも期待が高まる。
入ってすぐに食券販売機。いろいろゴチャゴチャとボタンがあるが、我がお目当ては、肉うどん。食券を購入し席に着くと、 カウンターには一味唐辛子と葱と天かすが置いてある。「牛牛」という屋号から勝手に久野や今浪などの小倉肉うどんを想像していたが、 小倉肉うどんに不可欠の薬味であるおろし生姜が見あたらない。どうやらオーソドックスな肉うどんのようだな、とできあがりを待つ。

うわぁ、ナンだかスゴイぞぉ……。
ものの1~2分で早々に運ばれてきた肉うどんは、ドンブリ一面、肉肉肉肉……。まさに店頭看板のキャッチコピー通り、 「和牛肉いっぱい」である。そしてすめの表面には肉の脂がギラリっ。こんなに迫力ある肉うどんは初めてだ。
どらどらと、ずずっとすめを一啜りすれば、ナンとも濃密なる肉の旨味と煮汁の甘み。そして、遅れてチョロッと顔を出すすめの味。 ぽってり甘いが嫌味は一切ない。ついついもう一口啜りたくなる下世話な旨味のハマリ系。
うどんは製麺所製茹で置きうどん。気持ち細めのつるつるタイプ。具の肉と一緒にがつがつ喰らう。が、うどんは減るが肉は減らない! 食べれども食べれども、底からドンドン沸いて出てくる……。
そんなこんなで、4~5分後。うどんは完食するも、すめの底にはまだまだ肉がゴロゴロ。白飯を別にとって、この肉汁をぶっかけて、 生卵を落として食べたらさぞかし旨いだろうナァ、などと考えつつ、がつがつ平らげる。
以前は早朝6時から営業していたという牛牛うどん。小倉肉うどんも然り、元祖長浜屋も然り。 早朝から営業している麺屋は、パワフルな朝食として、その地の方々に愛されてきたSOUL FOOD。 全国各地にSOULFOOD麺を探す旅というのも楽しいかもなぁ。
牛牛うどん:肉うどん550円。飯塚市伊川429-1。10:00~24:00、年中無休。Pあり。
◎2006年通算麺喰い数◎ラーメン63●うどん18●そば14●その他11