2006年11月04日 土曜日
●オンボロロな我が身に染み入る素朴滋味すめ
朝目覚めると、外は抜けるような青空。先月から吹き荒れた多忙タイフーンも昨日でとりあえず収束。 今日明日と久しぶりの連休だぁ!果てさてナニして遊ぼうかぁ?と起きあがる。と、頭が痛い……。
どうやら風邪をひいたようだ。緊張の糸が切れたせいか、 はたまた昨夜酔っぱらってパンツイッチョで寝たのがイケなかったのか、グワングワンと頭が痛い。たまらず寝床に戻り、もう一寝入り。
「お父さん、ご飯食べに行かんとぉ?」
長男の声で目が覚める。時計を見ると午前11時半。 「休日のこの時間に私が家にいる=昼麺に連れて行って貰える」が今やチビ達の常識となっているようだ。頭痛も少し軽くなったことだし、 よっしゃイクか!と、家族引き連れ三瀬峠を越える。

福岡から佐賀へと三瀬峠を越えた大和町の幹線道路沿いに、ポツリと一軒営業しているうどん屋、かつみ。 決して恵まれた立地とは思えないのだが、前を通る度いつも駐車場は満席状態。しかも屋号が鳥栖の絶品うどん屋かつみ屋と似通っている。ひょっとしてココも圧力釜うどんなのか? と気になり続けていた店だ。
「いらっしゃいませぇ~!」
店主と2名の女性店員の元気な声に迎えられ、店内へ。10席ほどのカウンターと4名がけの食卓が4卓の小上がりは、 7割が客で埋まっている。どうやら、そのほとんどは地元の馴染み客。ほのぼのとした雰囲気が心地よい。
メニューは温うどんが十数種に冷うどん2種に、蕎麦が数種。「初う店はごぼ天」をたのむ。と、カウンター奥の厨房で、 店主が圧力釜ではなく、普通の茹で釜に麺を投入。どうやら鳥栖のかつみ屋とは関係なさそうだ。

待つことしばし、出てきたごぼ天うどんからは、ナンとも言えぬだしのイイ香りが立ち上る。うわぁ~、こりゃタマランぞぉ!と、 ドンブリに添えられていたレンゲを外し、むんずとドンブリを抱え、ふぅふぅ、ずずずっとすめを啜れば、アッツ熱の食感と共に、静かに、 そして力強く広がるだしの旨味。
かっはぁ~、コリャまた染みるなぁ……。
昆布とイリコがシッカリきいた、滋味深い懐かし味。派手さを一切廃した素朴な味わいが、 オンボロロな我が身にずぶずぶと染み入る感じが心地よい。

うどんもイイ。多分加水率多め&十二分に生地を熟成させてあるのだろう。啜った瞬間のベルベットな触感然り、噛み込んだときの 「ぽんわり」と優しいこしに加え、解けざまに顔を出す「にっちり」としたひき然り、ナンとも穏やかで優しいうどんがコレまた癒し系。 シャキシャキごぼ天とのコントラストを楽しみつつ、ずるずる啜る。

長男のたのんだ「おろしうどん」の冷うどんも、
瑞々しさ&うどん自身のほのかな甘みがナンとも美味!
近所にあったらハードローテーション入り間違いナシの、極上普段着うどんとの出会いがナンとも嬉し。 ああだから麺食い歩きはヤメラレナイ。
かつみ手打ちうどん:ごぼう天うどん450円。佐賀県佐賀市大和町大字梅野407-1。
11:00~18:00(木曜~15:00)、金曜休み。Pあり。
◎2006年通算麺喰い数◎ラーメン210● うどん84●そば33●その他80