2006年12月27日 水曜日

●懐かしくて新しい、天晴れハイブリッドうどん

 午後1時過ぎ、ようやく仕事が一段落し太宰府の得意先へ歳末のご挨拶へ。が、その前にペコペコの腹を満たすべく、 「独断と偏見だけでワガママ勝手に決める!2006年・麺大賞」  うどん of the yearの練り込みうどん 権へ転がり込む。

 志免の新しくできた幹線道路沿いに今年の春にオープンした権。言わずと知れた北九州・津田屋官兵衛の分派、 粉のくら系の新店である。 開店1年足らずだが、午後2時過ぎの店内は4割方客で埋まっている。近所に民家や会社も少なく、決して恵まれた立地とは思えないが、 大した人気である。

 カウンター席に座ると、「冬のオススメ 釜揚げうどん」なるポップは発見。

 うう~ん、釜揚げねぇ…。確かに旨そうだ!

 同じ官兵衛系の大地のうどんの天釜はソリャもうミラクルに旨かった。ぐらりぐらりと心揺れる……。も、 初志貫徹。我がお目当てのごぼ天をたのむ。

 注文が入ってからうどんを茹で、天ぷらを揚げる。カウンター奥の厨房で進む、官兵衛系直伝の丁寧な仕事ぶりを拝見しつつ、 出来上がりを待つ。

ごぼう天うどん◇練り込みうどん 権

 待つことしばし、運ばれてきたドンブリからは、湯気とともにナンとも言えぬだしのイイ香りが立ち上る。うん、コレコレ! と持ち上げると、ドンブリから掌にじんわり伝わる温かさが、心地よい。

 ああタマランなぁ!!と小躍りしつつ、ずずっとすめをひと啜りすれば、アッツ熱の食感と共にふくよかに広がるだしの旨味。 地味深き昆布の旨味と、キリッと華ある削り節の風味。どこか懐かしく、どこか小粋。決して華美に走ることなく、 絶妙に抑揚のきいたその味わいに、我が麺心は一発でメルトダウン。

 うどんもイイ。官兵衛系特有のコシとヒキがナンとも楽しい演出系のうどんだが、適切なる揚げ具合+アッツ熱のすめと合わせることで、 その魅力&味力を遺憾なく発揮。

 唯一惜しむらくは、ごぼう天。前回同様、薔薇の花びら状に渦巻いてはいるが、形がイマイチ不細工だし、 ところどころ焦げている。衣も厚すぎるところがところどころあって、せっかくの絶品すめの邪魔をしている。

 だが、しかし弘法も筆の誤り、全体的には大満足。演出系の麺は往々にして「ああ旨かった」で終わるのだが、 ココのうどんは滋味系麺特有の食後のほっこり感も併せ持つ。コレ正に若き店主の誠実な仕事が成せる技か。

 うん、次回は釜揚げだな。

 ウレシイ宿題を胸に店を出る。

練り込みうどん 権:ごぼう天うどん500円。福岡県志免町南里34-4。11:00~22:00 、 2nd&4th木曜休み(祝祭日の場合は営業)。年内は30日16時まで&新年は3日より営業。Pあり。

◎2006年通算麺喰い数◎ラーメン236● うどん108●そば39● その他91

Posted by heno at 2006年12月27日 14:04
コメント

ルクルに行く時ここの前を通りますが、ルクル内の丸亀製麺のうどんが食べたくて、いつも素通りしてしまいます。(丸亀は安くて旨い)
茹でたてうどんに揚げたての天ぷら・・・美味しそうですね!!
今度は素通りせずに寄ってみます。

Posted by ヘイヤ at 2006年12月29日 00:20

官兵衛系ならではの細麺&オモシロ麺です。
とてもイイ店だと思います。
興味をお持ちの方は是非。

Posted by への at 2006年12月29日 22:51