2007年03月24日 土曜日

●個性異なる二杯の美味。嗚呼恐るべし、佐賀ラーメンのソコジカラ。

 朝目覚めると、しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃんのレイニーデイ。アカン、今日は久しぶりに井原山に登ろうと思っていたのだが…… 。

 で、しばしフテ寝を決め込み、午前11時。さすがに腹が減りむっくり起床。よし、美味麺探して佐賀入りだぁ。チビ達よ、 準備はよいか?いざ出陣!

とよ食堂 

 三瀬峠を越え、まず向かったのは背振町のとよ食堂。取引先の麺好きM山さんに薦めてもらっていた宿題店である。 住所を頼りに訪ねると、町役場のすぐ近くに、イイ感じに遣れた外観。

 暖簾をくぐると正面に5~6席ほどのカウンター。そして、左奥にはテーブル席が2つ。 どん詰まりの高い位置に置いてある14インチテレビの選抜高校野球中継に見入りつつ、ラーメン・ライスをパクつく中年客ひとり。

 空いているテーブル席に座りメニューを見ると、ラーメンがデフォルトと大盛り、特製の3種に、 チャンポンがノーマルと玉子入りの2種。そしてうどんが月見とわかめの2種。月見うどんに惹かれるものを感じ、うどん好きの次男に勧めるも、 ナゼか今日は頑なに「ラーメンが食べたい」の一点張り。ならば致し方なしと、ラーメンを3杯たのむ。

ラーメン◇とよ食堂

 待つことしばし、運ばれてきたラーメンは、 イイ感じに白濁したスープと小振りのドンブリが目一杯イニシエ系。どらどらと、両手のひらでドンブリを抱え、ズズッとスープを一啜りすれば、 ふわりと広がるナンとも円やかなだしの風味と、イニシエ系ならではのアノ甘み。

 佐賀のラーメンは中太の柔揚げ麺が主流だが、ココのは結構細めで、しかもキッチリ固めに揚げてある。 しゅるしゅると口におさまる感じがナンとも小気味よい。冷蔵庫臭いチャーシューもご愛敬の、昔懐かしレトロ味にほっこり。

ドンブリにはナゼか「広龍軒」の文字が。
ドンブリ底の龍のイラストが格好良し。

 

 いやはやナカナカのイニシエ系だったなぁ、と気をよくしつつ次ぎに向かったのは大臣閣。 最近佐賀北九州の麺好きさん達の間で評判のラ店である。 私も以前一度、 店の前まで行ったことがあるが、あまりにもオンボロな外観に恐れをなして未食だった宿題店である。

大臣閣

 久方ぶりに訪ねると、おやおや随分綺麗に改築されているぞぉ!民家っぽい外観から察するに、住居兼店舗として立て直したのだろうか? などと思いつつ、真新しい純白の暖簾をくぐると、さに非ず。入ってすぐがテーブル席が2~3卓に、左手が広めの小上がり席で、 右手はカナリ広めの厨房。住居部分は皆無、建物まんま店舗であった。

 「はい、いらっしゃい。」

 店を仕切るのは腰の曲がったお婆ちゃん。可愛い笑顔で注文をとるや、奥の厨房へ。そして、しばらくすると、

 ざっざっざっ、カン、カン、カン

 平笊を茹で釜のふちに打ちつけつつ、麺揚げをする音が高らかに鳴り響く。そう言えば、お婆ちゃんの手首が腫れていたが、 もしかすると長年の麺揚げ作業で慢性的な腱鞘炎状態になっているのだろうか……。ナンともありがたい気分で出来上がりを待つ。

ラーメン◇大臣閣

 うむぅ、こりゃ旨いに違いない。

 どよんと気持ち茶色がかったスープの表面に無数の気泡。しっかりと撹拌を繰り返しつつスープを取っている証である。 旨さを確信しつつ、ズズッとスープを一啜りすれば、アッツ熱の食感とともに広がるナンとも濃密なるだしの旨味。

 コレ正に極上豚骨ポタージュ。きっとスープを取る際の下ごしらえがちゃんとしているのだろう。しっかりとだしの旨味は出ているが、 イヤな臭いは一切なし。煮詰めていく際に余分な脂分も取り除かれているのか、食感も重くない。濃密かつ外連味のないストレートな旨さに、 思わず頬がゆるむ。

 麺もイイ。気持ち緩めに揚げられた中麺が極上スープと相性抜群。シンプルな味わいのチャーシューも好アシスト、 紅ショウガさえも美味しく感じさせてしまうストロングな旨さに、メロメロ・フォーリンラヴ。コリャまた是非とも再訪だっ!

とよ食堂:ラーメン430円。佐賀県神埼市脊振町広滝547-9。Pなし。
大臣閣:ラーメン:ラーメン450円。佐賀市諸富町大字諸富津138-9。11:30~23:30、 不定休。Pあり。

◎2007年通算麺喰い数◎ラーメン60● うどん28●そば8● その他12
◎今月の総ジョグ距離:60km / 通年90km 

Posted by heno at 2007年03月24日 12:24
コメント

大臣閣いかれましたか。
ハート2個点滅でよかったです。
なんともこってり風でさわやかな味ですよね。
建物の中はせっかくならもうチョッとですが・・・
とりあえずイスをどうにかしてもらうと雰囲気が上がるでしょうね。
おばあちゃんが作られたようですね。
私のときは息子でしたが。
ただ、スープは誰が作っているのかは確認できていません。
大将は結構話好きらしいですから、今度聞いて見ますね。

Posted by まさ at 2007年03月25日 08:46

かなりグッと惹かれました。
ホルモン350円も気になります。
次回は帰りのドライバーにカミさん連れて
ホルモン&焼酎~ラーメンの
ゴールデンリレーを楽しみたいデス!

Posted by への at 2007年03月25日 11:50

私も結構はまってしまいました。
外観に怯えて食べていなかったのを後悔しています(笑)

先代のオヤジさんが亡くなる前のラーメンは、現在とちと違ってたようです。
そっちも食べたかったな~。

つーか、探せば出てくるものですね、お宝店。

Posted by imagine at 2007年03月25日 14:18

いやぁ正に、佐賀の懐の深さを実感しきり。
きっと佐賀にはまだまだあるんでしょうね、
超S級のネイティブ美味ラーメンが。

Posted by への at 2007年03月25日 20:20

行ってきましたよ大臣閣。
あの泡立ちといい、ど豚骨ぶりといい、はまりましたよ(>_<)
でも自分たちがいる間はお客さんゼロでした・・・
いい店発見しましたよ(^^)

Posted by ヒガッシー at 2007年05月27日 13:19

初めまして。地元でありながら,昨日行って,びっくり,美味しくいただきました。早くこれをみておけばよかったと思います。

Posted by tennisoyabaka at 2007年08月26日 07:58

佐賀ラーメン、今さらながら再認識。
いやぁ、シミジミ旨いっす!

Posted by への at 2007年08月26日 22:10
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