2007年06月25日 月曜日
●ふくおか十麺相 その三 ~久留米で挑む脱豚骨~
豚骨ラーメン発祥の地である久留米。ラーメン店のほとんどが「黒い海苔がトッピングされた白濁スープに中太ストレート麺」 の豚骨ラーメン帝国に、昨年5月、醤油ラーメンの専門店「ラーメンGAKU」がオープンした。
「ラーメン造り?全くの独学なんです。
オヤジと二人三脚で作り上げたんですよ。」
若き店主、鹿毛学さん(二六)の作るラーメンは、丁寧な盛りつけの美人麺。 端正に切り揃えられた白髪葱に見惚れつつ黄金色の透明感あるスープを啜れば、骨太な豚骨の旨味に加え、鰹節や鯵節、 ホタテなど魚介風味の和食だしのような味わいが軽やかに広がる。
それもそのはず、スープ造りは和食一筋40年の料理人である父・○○さんのアドバイスを受けながら試行錯誤を繰り返し、 6年がかりで完成させた。独自の味わいのスープに合うようにと、麺は細めの卵縮れ麺を使用。より奥深い風味を演出したいと、 出す直前にチャーシューを炙り、香り豊かな揚げ葱を添える。
「自分にしか出せない味のラーメンを作っていきたい」と、7月発売を目指し、新しいメニューの開発にも余念がない。
「そりゃ周りから止められましたよ。
豚骨ラーメンをおかなきゃ久留米じゃやっていけないって。」
「かつらや」も塩と醤油、味噌の3種で、豚骨ラーメンはおいていない。8年前の開業時、店主・ 桂屋章治さん(○○)は心配してくれる友人に力説した。 「コンビニのカップ麺売り場には、 塩や醤油などいろんなラーメンが売っているじゃないか。豚骨じゃないラーメンの需要がきっとあるはずだ。」と。
薫り高く仕上げたいとパックに詰めた魚介ダシを鶏ガラスープに入れて営業。麺も醤油、塩、 味噌のそれぞれの味わいに合わせた3種類を使用。創意工夫を続けた結果、今や休日昼時は行列必至の人気店に。
久留米が「豚骨ラーメン帝国」から「ラーメン天国」へ脱皮する日は近い。
らーめん GAKU:らーめん500円。久留米市日吉町14-36。
11:30~14:30&18:00~24:00(金土は午前4時まで)、日曜休み。Pなし
(100円パーキングのキャッシュバックあり)。
麺菜酒家 かつらや:醤油らーめん 600円。久留米市国分町1152-1。
12:00~15:00&18:00~21:00、火曜休み。Pあり。
◎2007年通算麺喰い数◎ラーメン117● うどん62●そば27● その他26
◎今月の総ジョグ距離:54km / 通年129km