2007年07月16日 月曜日

●ふくおか十麺相 その六 ~豚骨主義~

 豚骨ラーメンは〝常食性〟が高いというか、いわゆる「ハマる」めん料理だと思う。ふと食べたくなると、 いても立ってもいられなくなる。

 遠賀町の「南京ラーメン黒門」店主、川内久門さんも見事にハマった一人。建築資材会社の営業マンだったころ、北九州市の老舗豚骨店 「黒木」の味にほれ込んだ。

ラーメン◇黒門

 二年間半、会社が休みの土曜日に早朝から店に通い、見よう見まねでスープの仕込みを学んだ。跡取りがいない黒木の味を 「絶やしたくない」と五年前に脱サラして黒門を開業した。

 メニューはラーメン、大ラーメン、おにぎりの三種。あくまで豚骨にこだわるのが主義だ。「豚骨って大味な印象もあるでしょう?実は、 サッパリとしたダシが出る繊細な食材。材料の質や炊くときのちょっとした火加減で日々味が違うんです」。 作り手になって実感した奥深さである。

 ある時、師匠とラーメンを作り比べた。同じスープを使っても全く味が違う。なぜか?スープを丼に注ぐ際、 釜のどの部分からどのくらいの量をすくうかで味が決まるからだ…。「豚骨のあまりの奥深さに、ある種の恐ろしささえ感じました」。 今は亡き師匠の味を越えたいと、川内さんは今日もスープ釜に向かう。

 福岡でラーメンといえば、イコール「豚骨」といっても過言ではない。そんな豚骨派にとっての一大事が先月あった。 博多豚骨の象徴的な存在「元祖長浜屋」(福岡市中央区)が突然休業。正月のほか二十四時間営業の店がなぜ? 自ら店を訪ね「独自取材」 したファンたちによる休業理由の憶測がインターネット上を飛び交い、廃業説も浮上。ネットの掲示板では、 店の存続を願う署名活動まで始まった。

 結局、無事に営業再開するも、一連の騒動は尋常でなかった。さほどに人々は豚骨ラーメンを愛してやまない。

南京ラーメン黒門:ラーメン500円。福岡県遠賀郡遠賀町島門2-13。 11:00~19:00、 月曜&3rd日曜休み。Pあり。

◎2007年通算麺喰い数◎ラーメン130● うどん68●そば28● その他32
◎今月の総ジョグ距離:43km / 通年152km

Posted by heno at 2007年07月16日 06:14
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