2015年10月03日 土曜日

●【ラーメン】たちばなや@山口県周防大島町

煮干し恋し ~その三~

山口県柳井市の南、瀬戸内海では淡路島、小豆島に次ぎ3番目に大きな島である周防大島。古くから瀬戸内海海上交通の要衝であった島周辺は潮の流れが速く、周防大島諸島のひとつである浮島は昔からカタクチイワシ漁のメッカ。漁で獲られたカタクチイワシは釜で煮られ、浜で干されて煮干しイリコとなる。

そんな周防大島のご当地麺が「いりこそば」。昨今のB級グルメブームにのり、今年の春には「周防大島ラーメンラリー2015」なるイベントが催され、島内の7軒の飲食店でいりこそばが販売されたらしいが、その元祖と言われているのが「たちばなや」。

夕方6時前、住所を頼りに訪ねると、島南部の小さな漁港にナンともイイ感じに遣れた外観。暖簾を潜れば外観以上に店の歴史を感じる古びた店内に、店主らしき中年男性ひとり。最近値上げをしたのだろう、古びた店内に不似合いな真新しいメニュー書きは「中華そば600円」「餃子390円」「いなりずし95円」「きつねうどん400円」の4種のみ。

中華そばを頼みつつ席に着くと、「中華そばねぇ。」と、如何にも仕事を終えたばかりらしき作業服の男性が入店。そして、その後もぽつりぽつりと来客が続く。ナルホドさすがいりこそばの元祖、地元ではカナリ人気の店のようだ。

待つ事しばし、運ばれてきたラーメンはナンとも美しく澄んだ琥珀色のスープから、ふわりと優しく香り立つイリコの薫りに、一発うっとり。レンゲを持つ手ももどかしく一啜りすれば、瑞々しい口当たりとともに、柔らかく、かつ豊かに広がるダシのうま味。この厚み&奥行きあるうま味は、おそらくイリコだけは無く豚骨だか鶏ガラだか獣系のダシも入っているのでは?と思えるほどに、淡くかつ深い滋味に、更にうっとり。

そして合わさるカナリ太めの麺が、むっちりもっちり&噛み込むほどに広がる小麦の風味が、滋味イリコスープとこれ以上無いほど相性抜群。厚切りされたチャーシュー表面にこびりついた濃口煮汁の塩気が好アクセント、いやぁ旨いタマラン旨いっ!スープも一滴残すことなく、いやこの美味スープを残す事など到底出来ず、一気瞬食。

たちばなやへ行く前に寄った「今里」は
大振りの背脂が浮いた甘めの醤油スープの奥に感じる微かな煮干風味が
尾道ラーメン×下松牛骨ラーメンな印象の極旨な一杯が、
食べログの山口県ラーメンランキングでも1位の名店美味。


【たちばなや】
中華そば600円
山口県大島郡周防大島町大字西安下庄真宮1-1
11:00~20:00・不定休(10月は4日~8日が休み) 店向かいに町営無料駐車場アリ

【中華そば今里】
元祖600円
山口県防府市新田604-6
11:00~15:00(木金土は昼営業+17:00~20:00)・日祝休み Pあり

◎2015通年麺喰い◎
ラーメン167●チャンポン10●中華麺15●うどん50●そば16●その他27
◎10月の総ジョ グ距離0km / 通年152km

Posted by heno at 2015年10月03日 17:42
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