2018年03月01日 木曜日

●三角? 四角?? きつねうどんのおあげさん ~その七~

うどん日和】四角・小×9
きつねうどん750円
福岡市中央区六本松4-4-12

前回、「狐狸庵」@佐賀県唐津市で絶品きつねうどんを啜った際、店主より「おあげさんの形は店の考え方による。その店がベストと思う形の揚げの調理をされてるのでは?」と諭されたがナルホド千差万別。我が最愛うどん店の一軒「うどん日和」のきつねうどんは、こりゃまたビックリおったま揚げ、いや、おったまげ!小振りの正方形のおあげさんが山盛りだ。

大振りで、ふっくら肉厚な揚げを縦横三等分してあるのだろう、モチッとサクッと食感とともに絶妙に甘い煮汁のジュワッと感。凜とした味わいのスメと、噛むほどに広がる素朴な小麦の風味が素晴らしいうどんとも相性抜群。

精算時に伺うと「うちは小さなお子さんからお年寄りまで客層が広いので、どなたでも食べやすいようにと、小さな揚げに仕上げました。結果、小さな揚げを玉子とじにした『玉子とじきつねうどん』など、オリジナルきつねうどんも提供しています」。店のポリシーをビシバシ感じる一杯に感服しきり。

【因幡うどん】四角×1
きつねうどん450円
福岡市中央区渡辺通2-3-1

そして博多うどん老舗の一軒である「因幡うどん」のお揚げさんにも、おった揚げ?!ナンと四角いお揚げさん。「博多うどんのきつねうどんは、お揚げさんに重きをおかず、三角いなり寿司の揚げを流用するので、三角お揚げさんが主流」との我が仮説を物の見事に覆す一杯。

店に入った途端、フワッと鼻腔をくすぐるダシの香り。注文ほどなく運ばれてくるうどんは、抱える掌にジンジン伝わる温かさからして、おご馳走。ふうふう冷まし、ズズッと啜れば、それでもドエラク、アッツ熱。なれど、ふわり広がる豊かなダシのうま味に、思わず「ふっ」と深いため息。

うどんはモチロン、てろてろヤワヤワ。豊かにスメを絡め取りつつ口へと収まり、もっちりと謙虚に己のうま味を主張するさまが、ほっこりウットリ。そして我がお目当てのお揚げさん。甘すぎない煮汁の塩梅が絶妙で、絶品スメとの淡い味わいのグラデーションに、メロメロ。

このエントリーを書くに当たり、Googleマップで「因幡うどん」を検索すると、ナンとここ渡辺通店だけが「(有)因幡うどん」で、他の店舗は「因幡うどん」。因幡うどんは2016年5月に、一風堂を展開する力の源ホールディングスに事業継承されたが、もしかして、ここ渡辺通店だけは、従来通り因幡うどんが経営しているのだろうか??

Posted by heno at 2018年03月01日 14:28