2019年02月11日 月曜日

●【ラーメン】御忍び麺処 NakamuLab@筑紫郡那珂川町別所

那珂川町の外れ、県道575号線の「おぎわら橋」交差点を北へ入ってすぐの脇道を西へ下ると、数軒建つ民家の一軒に「ナカムラボ」の小さな立て看板。

どう見てもすっかり民家だが、屋号看板横の「製麺屋 慶史 謹製」看板が、ラーメン屋の証。玄関で靴を脱ぎ、廊下突き当たりの重い引き戸を開けると、もとはダイニングだったらしき部屋の正面に設置された3~4人掛けのカウンター席には、先客2名。そして、その奥のこぢんまりした厨房では、若き店主が調理に励んでいる。

店主に促されてダイニング横のフスマを開けると、もとは座敷だったらしき8畳ほどの畳部屋。4人掛けの座卓が2卓あり、ひとつは若い家族連れ。空いていた奥の卓に付き、卓上のメニューを見ると、麺が3種と具のトッピングと、餃子。夫婦麺喰いの強みを生かして、麺メニュー筆頭から、「鶏白湯soba」と「和風醤油so ba」の二麺に、餃子を一皿たのむ。

待つことしばし、運ばれてきた鶏白湯sobaは、「鶏白湯そば まつ尾」@博多区東比恵よろしく、スープ表面には細かい泡が浮く、カプチーノ鶏白湯。低温調理チャーシューに加えて、大振りのレモンと、その上に置かれたドライトマト?が印象的。

先ずはスープとひと啜りすれば、これぞカプチーノスープの効能か、しっかりとダシが出た鶏白湯だが、口当たりが至って軽やかで、エアリーなあま味が如何にも美味っ。中細麺もシュルッと軽くてスープとの相性抜群。モッチリチャーシューもチャンと旨いし、ナニより印象的なのがレモンの風味。軽やか&マイルド旨い鶏白湯に映る爽やかな酸味が、よりスープの旨さを際立たせる。

カミさんがたのんだ和風醤油sobaを一口もらうと、うんうん、イマドキ美味っ。誤解を覚悟で例えるならば、正月の雑煮。良質の魚介ダシと鶏ダシのコラボが醸すであろう、「地鶏らーめん はや川」@南区玉川にも相通ずるこの味わいは、啜り重ねるほどにコクが増すタイプ。次回はひとりで全部啜りたい。


餃子も、皮が手打ちで、具もモッチリ旨し

若き店主・中村さんは、博多豚骨ラーメンの老舗の一軒「うま馬」@博多区祇園のご出身。海外へのラーメン店出店事業を手がけた後、独立を模索するなか、かつては友人の祖父母の棲み家で空き家となっていた、この家を借りて、昨年、「御忍び麺処 NakamuLab」を開業。いつかは海外にも自分のラーメン店を展開したいと、豚肉食が禁じられた国々でも通用するハラールラーメンの研究も兼ねて、鶏ガラだしのラーメンで営業を始めたとの事。

ナニせ辺鄙な立地ゆえ、開業当初は来客ゼロの日々が続く。友人をモニターにしてメニューの研究を重ねていると、その友人から和やかな表情の陶器人形をもらう。「玄関に飾ってみると、それを期にお客さまが徐々に増えて来たんです。きっとお客様を招いてくれのでしょう。」と、穏やかな笑顔で話す中村さん。楽しい接客も味のうち、我が家からかなりの距離があるも、是非また再訪して、担々麺含めて、すべての麺を啜ったみたい。

【御忍び麺処 NakamuLab】
11:00~15:00&17:00~21:00・不定休
福岡県那珂川市別所1067−8
090-4358-1696 ※来店1時間前までに要・予約
駐車場3台あり

Posted by heno at 2019年02月11日 09:01
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