2019年02月28日 木曜日

●日々の博多豚骨ラーメン

福岡市東区馬出。いみじくも博多豚骨ラーメン発祥の一軒である「博龍軒」にほど近いテナントの一軒に「ラーメン」の赤い暖簾。最近博多豚骨好きの間で好評な「駒や」である。

店頭立て看板の「丁寧に作っておりますので、一杯ずつの提供となり、お時間をいただく場合があります。」との断り書きが象徴的。鉄板焼き居酒屋を経営していた店主が、自ら大好物だったラーメンに特化して業態変更した店との事。

店内に入った瞬間香り立つ、芳しき豚骨臭。店主のインスタで言われる「臭っさーいラーメン」との愛情表現そのままの、This is the 博多豚骨ラーメン的香りに、心躍りつつ待つことしばし。運ばれてきたラーメンは、その期待を更に超える旨さに大感動。

何てったってスープが旨いっ。啜った瞬間、クイッと広がる豚骨だしの確かな風味が、ビシッと鼻腔にまとわりつく。うんうんコレコレ、この感じこそ王道博多豚骨の味力だよなぁとウキウキ気分で麺を啜れば、スルッと小気味よく口へと収まる細麺は、ほっくりと奥深いコシがコレまた我がツボど真ん中。薄切りながらもモッチリ旨いチャーシューの調味加減も絶妙美味だし、いやぁ旨いな、いやはや嬉しいな。

麺の固さ普通、脂の量少なめでオーダーしたのが大正解。これほど我がツボな一杯と出会えたシアワセを噛みしめつつ、ズズッと一スープ一滴残さず気完食。

最近主流な「臭っさくない豚骨ラーメン」からは完全に時代の流れに逆行する「臭っさーいラーメン」を、「博多ラーメン黒羽」@南区高宮でも味わうことが出来る。2年前にオープンした当初は豚骨ラーメンのみの提供だったが、現在は「赤ラーメン」や「黒ラーメン」、「ちゃんぽん」、「担々ラーメン」、「焼きラーメン」に「味噌ラーメン」と随分とメニューが充実。なれど、来客の全てが啜っているのは基本の豚骨ラーメン。鼻腔へばりつき系の、脂ではなくダシのコクにその旨さをたくす、ストロングスタイルな博多豚骨が愛おしい。

ネットの噂によると、黒羽の店主も自らのラーメン好きが高じて、この店を開業されたと聞いている。シンプル、だから奥深い王道博多豚骨の美味しさは、それに対する愛情の持ち手によってのみ、末永く継承されると言うことだろうか?それはそれで、嬉しいような、寂しいような。

Posted by heno at 2019年02月28日 03:57