2019年04月28日 日曜日

●シアワセな再会 【ラーメン】月光軒@博多区上川端

いみじくも平成から令和へと新らし元号へ変わる間近に、嬉しい再会。第一二六代天皇陛下御即位を祝う国旗はためく川端通りを、「月光軒」へ向け博多リバレイン側へ歩く。

商店街の博多リバレイン側の入口にほど近い、地階の小さな飲食街に洒落た暖簾と電照看板。暖簾を潜ると、正面カウンター席奥の厨房に、望月さんのお懐かしい笑顔。

出会いは14年前の「麺家もち月」。福岡市南部の住宅街入口にオープンしたその店を訪ねると、ドカンッと濃厚なスープのオーソドックスな豚骨ラーメンだが、入る器は今でこそポピュラーになった、逆円錐状にそそり立つモダンな形状。そしてチャーシューもモモ肉の「赤」とバラ肉の「白」からチョイスできるオペレーションと、創意工夫がなされた一杯が印象的だった。

そして2年後に博多駅南に移転後、中華そば屋「支那そば月や」へ業態変更するも、ドンブリ一面を覆い尽くす大判チャーシューに、あたかもうどんのような扁平中太縮れ麺に、「ゆず星」や「辛味星」などの「薬味星」の提供など、コレまたクリエイティブな中華そばだった。

その後、繁盛していた支那そば月やブランドを捨て、海外で新規ラーメン店の立ち上げに携わっていらっしゃると聞いていたが、最近、ご本人のInstagramに、新しいラーメンの試作写真が数々のぼる。コリャもしかして…、と期待していると、とある麺友さんのInstagramに「月光軒」なるラーメン店のオープンを知らせる写真。

さすがクリエイティブなラーメン名職人、麺は「中華そば」が「しょうゆ」と「しお」に「煮干しそば」の3種が、それぞれ「チャーシューそば」と「わんたんそば」の計9種に、「麻辣そば(辛)」が「ミンチ増し」「ニラ増し」の計3種と、「つけそば」と『昆布水つけめん」の、トータル14種類がズラリとラインナップ。

いずれ劣らぬ魅惑のラインナップ!なので、夫婦麺喰いの強みを生かして一気に三麺を啜る。店スタンダードらしき「中華そば」の「しお」は、数種類の地鶏の丸鶏、首ガラ、鶏脂を適温で8時間炊いたというスープのうま味が遺憾なく&トコトン楽しめるっ。

そして、長崎産片口背黒と千葉県産平子をブレンドしたという「煮干しそば」は、特有の金気や苦味が嫌味になる寸前まで旨味を出し切ったダシのうま味あま味っ。スルルと軽い食味の中細偏平麺と、シャリッと玉ねぎがリッチテイストなスープと相性抜群。加えてチャー種も特製香味タレに漬けた国産豚肩ロースに、出汁塩麹漬けの国産鶏ももが、共にモッチリ美味な低温調理仕上げ。更に「国産プチトマトの和風マリナード」と「出汁漬けうずら卵」までトッピングされた、超ウルトラな高スペック仕様。

さらに「昆布水つけめん」は、「麺道はなもこし」を彷彿とさせる、濃い茶色の中太平麺。まずは店主の薦め通りに、昆布水に付けられた麺をフランス産ゲランドと、沖縄産自然塩などの特製ブレンドミネラル塩に付けて啜れば、おほほぉ、豊かな小麦の風味うま味っ。ならばと薬味の海苔を添えて、温つけスープに潜らせ啜れば、豊かに広がるダシのうま味と微かに漂う酸味の後味が、ことさらに麺の旨さを際立たせる。
いやぁ旨いな、コリャ旨いっ。どの麺もいずれ劣らぬ名作揃い。うん、ならば、是非ともチョクチョク再訪して、目指せ全メニュー制覇っ。

Posted by heno at 2019年04月28日 04:00