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7月18日(木)

 福岡市内で美味しいそば屋は?に完全に祟られて(笑)いる。今日も気分は「そば一色」。で、うえ村へ初挑戦。
 旧博多部の路地裏にひっそりと佇むうえ村。その渋いロケーションが魅力的で、以前から気になっていた店である。ロケーション同様に落ち着いた作りの店内。イイ感じである。さて、どんな献立があるのかな?とメニュー表を手に取ると、

ありゃぁ・・、麺神は本気で我を見捨てたか?!

 メニュー表の冒頭を飾るのは様々な丼料理。最後の方に申し訳程度にちょろちょろっとそばのメニューが載っている。福岡市内でそば粉さんの表現でいう「昼飯蕎麦」の店である。ああ、昨日に続き大ハズレか・・。腹をくくり、大ざるをたのむ。
 待つこと5分、いかにも「昼飯蕎麦」な見た目の大ざるが出てきた。アサツキと練りワサビの貧相な薬味が悲しい・・。しかし、既に覚悟の上だ。そばをちょいとつゆに付け、一気にず、ず〜っ、・・・うん?

おお!やはり麺神は慈悲深い大いなる神だった!!

大ざる◇うえ村
 啜った瞬間に、ぶわぁ〜と鼻に力強いつゆの風味が駆け抜ける。なんだコレは?未体験の感覚に一瞬戸惑う。再確認すべく、ず、ず〜、・・ああ、これはイリコだ、イリコがきいているんだ!
 イリコ特有のクセの強い風味がギンギンに効いた奥に隠し味程度に削り節のほのかな香りを感じるつゆ。「そばの香りを楽しむ」ためにはコレほど不適切なつゆはない。しかし、コレが妙にウマイ!!関東風にキリッと辛めに仕上げてあるから、食べ飽きることもなく、一気に平らげてしまいました。
 コリッとした揚げ具合が絶妙なそばに、力強い風味のつゆの組み合わせ。確かに「邪道」なつゆかも知れない。しかし、理屈を越えた「庶民的温かさ」が心地よい逸品でした。

博多そば処うえ村大ざる600円。福岡市博多区奈良屋4−11(店のある路地の入り口の角に同じ屋号の醤油屋あり。同じ経営か?)。11:00〜20:00、日祝休み
Pなし。
2002年通算■ラーメン140■うどん69■そば37