5月1日(木)


 最近なぜか、無性にうどんな気分。で、新店を求め麺ジプシー、ぷらぷらとペダルを漕ぎ、「F」へ漂着。
 以前より気にはなっていたが、いかにも「由緒正しきうどん屋」然とした店構え=出てくるうどんの味が想像でき、なんとなく避けてきた「F」。
 暖簾をくぐると、カウンター席と広めの小上がり。陽気なお母さん達が4名で切り盛りしている。そして、カウンター奥の釜の横には山積みされた製麺所のトレイ・・・。
 覚悟を決め、ごぼう天をたのむ。

 ウマイすめである。ジンワリと控えめだが、きっちりウマイだしの効き方が絶妙。醤油、塩加減もイイ塩梅。さくっと揚がったごぼう天もウマイ。長めに切られた葱が新鮮。食感のハーモニーが楽しいぞ。
 と、ココまでは言うことなし。問題はうどん。妙に白っぽい見た目然り、箸で持った時の軽さ然り、噛んだ時のコシとは異なる妙な「固さ」然り。全く小麦粉の風味を感じない、サイボーグのようなうどんである。
 最近やっと「茹で置きでもウマイうどんがある」ことに気づいてきた。が、コノ手の茹で置きうどんは、どうも苦手である
 第一、早朝に製麺所で作られ5〜6時間は優に経っているはずなのに、きっちり角が立ち、表面がツルツルしていること事態、不自然である。製麺所の「創意工夫」のタマモノなのだろう。
 しかし、そんな「創意工夫」をさせているのは、安直な「コシ」至上主義を主張する私たち消費者である。

 揚げたてのシコシコうどんもウマイけれど、茹で置きのてろてろむにゅりぃうどんもウマイ。実直な「等身大」うどんを愛したいものだ。
2003年通算■ラーメン96■うどん54■そば18