9月12日(金)

 朝早くからの北九州での仕事が思ったより早く終わる。今から芭蕉庵に行くと午前11時過ぎには着きそうだが、果たしてヤッテいるのだろうか…。

 疑心暗鬼で行ってみると、ヨカッタ!ヤッテいる。

芭蕉庵 JR八幡駅にほど近い旧電車道沿いにある芭蕉庵なんとも「普通」の店構えながら、北九州はもとより、九州各地の蕎麦好きにも広く知られた名店である。入店時の先客は2名だったが、次から次へ客が押し寄せ、あっと言う間に満席状態。
 卓上に置いてあるメニュー表を見て、やはりせいろかなぁ…と注文しかけたその時、壁に「店主おすすめ 釜揚げそば」の張り紙を発見!

 さすが芭蕉庵。最近、マイ・ブームの温つけ蕎麦を置いているとは…。
釜揚げそば◇芭蕉庵
 熱々の釜揚げ蕎麦に、生卵の黄身が入った蕎麦猪口と、徳利に入った温かいつゆ。うしっしっしぃ〜、と猪口へ温つゆを少し注ぎ、軽くかき混ぜた後、ドンブリのゆで汁から蕎麦を掴みあげると、蕎麦の実の芯の白や、皮の黒などの斑点が見て取れる。

 おお、粗挽き蕎麦だ…。

 つゆにちょいとつけ、ずずっと啜る。

 おおおおぉ〜、こりゃぁウッマぁ〜〜いぃ!!

 温つゆゆえ、冷つゆよりさらにキリリと辛口の醤油風味がたっているが、それに負けないくらい、これでもかと旨味と風味を主張する温粗挽き蕎麦の激しいバトル!そして生卵の黄身が、、そのバトルが流血戦になる直前で丸く治める名レフリー。


 むひむひむひぃ〜!わんだふぉ〜!!
 ウマイです。こりゃぁホント、ウマイです!
蕎麦湯◇芭蕉庵
そして仕上げは、トロットロの蕎麦湯

 完全に蕎麦喰い魂に火がついてしまった私、すかさず、かけそばを追加注文。
かけそば◇芭蕉庵

 だはだはだはぁ〜!これまた、わんだふぉ〜〜!!

 出てきた瞬間は、「なんだぁ?この濁ったすめは…。」だが、一口啜れば、上品な削り節の風味と、舌の付け根を刺激する豊かな旨味。さらに薬味皿に盛られたねぎと柚子皮を加えると、

 ほにゃほにゃほにゃにゃぁ〜、うまいなぁ…。

 蕎麦も、温そばならではの、しゃくっとした食感に加え、噛み込んでいくと、こしぃと抗うこしが楽しいストロング・タイプ。

 「粗」にして「野」だが、「卑」ではない。田舎蕎麦の力強さと都会蕎麦の洗練さを合わせ持つ芭蕉庵、好きです。

芭蕉庵釜揚げそば800円、かけそば550円。北九州市八幡東区尾倉2−7−10。11:00〜15:00(土曜のみ17:00〜20:00)、日祝休み。Pあり。

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◎2003年通算麺喰い数◎
ラーメン186●うどん127●そば42