5月20日(木)


老舗蕎麦屋でも「てんやわんや」。やっぱり大変なんだな、「新しい店」は…。

 昨日に続き、今日も気分は「そ」。久しぶりにくろ麦にで行くか、とペダルを漕ぎつつ大濠公園の交差点を通りかかると、

 おぉ!移転工事中だった藪幸が閉業を始めているじゃないか…。

 店頭に貼ってあるチラシを見ると、ナント今日がオープン日!そして、ガラス越しに店内を覗くと、空席アリ!!ならば突入あるのみ。
麺幸
 以前、千龍ラーメンだった時は、入り口はいって右がカウンター席、左が厨房と、縦方向に分かれていた店だが、今度は横方向。入ってすぐがテーブル席がメインのホール、壁で仕切られた奥が厨房。
 メニューを見ると、十数種類のそばに加え、うどん丼物。どうやら移転前と同じく、大衆蕎麦屋路線を選ばれたようだ。
 ざるをたのみ、しばし待つ。が、なかなか出てこない…。移転前の唐人町商店街にあった頃に比べると、ホール部分がかなり小さくなっている。客席数も3分の一ほどに少なくなっているが、厨房のオペレーションが追っつかないようだ。
ざるそば◇藪幸
 かれこれ20分ほど待ったところで、やっとざるが出てくる。まさに、「これぞ大衆蕎麦屋のざる」的味わい。ずずっと平らげ、レジへ向かう。と、奥の厨房から慌てて奥さんが出てくる。

「すんませんねぇ〜、お待たせしてしまって。なんせ勝手が分からないもので…」

 額に玉のような汗をかき、レジを打つ奥さん。「いえいえ、今日オープンなんですよね。待つのは覚悟してました」と笑って答えるが、恐縮しきり。
 しかし、唐人町商店街でかなりの営業実績がある藪幸でさえ、厨房施設&レイアウトが変わっただけで、これほど大事になるものなのか…。
 確かに、理論と現実は異なる。如何に計算し尽くしたつもりでも、実際に店を開け、客を迎えてみないと分からない不具合ってのが、あるのだろうな…。
 「しばらくは休みナシで頑張り、そのうち従来通りに出前もするつもり」とのこと。どうぞ、あまり無理しすぎることがないよう頑張ってください。今度はうどんを食べに寄せてもらいます。

特上ホルモン焼き ホルモン煮込み
牛アゴ煮込み 牛煮込み
夜は、ホルモンがウマイと評判の煮こみ
麺友たちと、どんちゃん。
確かに旨い!確かに安い!!
だが残念ながら、
この濃厚料理の数々を
ウハウハと次々平らげられるほど
我が胃は若くはない…。

 と言いつつも、帰宅すべくペダルを漕いでいると無性に麺が恋しくなる…。ちょうどこの先に鈴木商店がある。アソコなら多分、つけそばがおいてあるはずだよなぁ。で、気が付いたら鈴木商店…。
鈴木商店
 赤坂郵便局のすぐ近くの路地沿いにある鈴木商店。十数年前の創業当時から、醤油などトンコツ以外のラーメンに力を注ぐ、謂わば博多の「否豚骨系ラ店」の老舗的存在である。
 10時はとうに過ぎているというのに、席は七割方埋まっている。カウンターに座り卓上のメニューを見ると、思った通り「つけそば」の文字。
つけそば◇鈴木商店
 ほうほう、こりゃナカナカ豪華でないのぉ!

 出てきたつけそばは、麺たっぷりで、別皿の具もチャーシュー、シナチク、味付き玉子にキクラゲとボリューム満点。
 「どれどれ」と麺を箸で一掴み、つけ汁にちょいと付け、ずずずぅ〜。瞬間、濃厚なる魚介だしの風味が舌と鼻を刺激する。そして麺を噛み込めば、きにゅっとしたコシと素朴な味わいが好印象。

 ぬははぁ〜、コリャ旨いぞぉ!!

 唯一残念なのが、つけ汁の粘度。脂を攪拌し混ぜ込んであるのか、サラダドレッシングのように妙にネトネトしている。結果、麺を啜った後味にキレがない。
 しかし、冷メニューは温に比べ手間がかかるのか、割高なのが普通だが、ココは他の温麺と同じく600円。この味&この量&この質で600円は、十分リーズナブル!もつで腹一杯だったはずなのに、ずずっと一気に平らげてしまいました。

 ああ、旨かった。近々シラフで再食したいな!

藪幸ざるそば500円(開店記念価格。通常は650円)。福岡市中央区荒戸3−1−1。11:00〜22:00、当分休みナシ。Pなし。
博多そば鈴木商店つけそば600円。福岡市中央区赤坂1−1−17。11:30〜26:00、日曜休み。Pなし。


◎2004年通算麺喰い数◎
ラーメン130●うどん50●そば31