6月11日(金)


遂に登場、デフレ蕎麦。喜ぶべきか、喜ばさるべきか…。


 まず、コレをご覧あれ!蕎麦にしては、あんびり〜ばぼ〜に激安価格のメニュー表である。コレだけ安いんじゃ、とてもとても喰えたもんじゃないよ、と思いがちだが、どっこい、コレがカナリ旨いのだ…。


 昨夜久しぶりに「福岡で美味い蕎麦屋は?」という掲示板を覗いてビックリ!なんと、ざるそばが290円という激安価格で、かつ、かなりイケる店が、博多豚骨ラーメンのメッカ、長浜の一画にオープンしたというのだ。
 都市高速・天神ICのすぐ近くにある格安ビジネスホテル、北天神エス・ビー・ホテル。その一階のホテルの玄関の右手に、目指す激安蕎麦屋、生粉蕎麦・玄を発見。
 店内は、広め&簡素な作り。全てテーブル席で、40人は入れそう。奥に独立して設置してある厨房もかなり広めにとってある。まさに薄利多売を目指した店造り、といった感じである。
 蕎麦の価格は290円、390円、490円の3段階。明確に「安さ」を打ち出している。コンナに安いのなら「炙り鴨とざる490円」でイクか?いやいや、初蕎麦店では、やはりざる
 盛られた器はなんともチープ。大振りな蕎麦猪口になみなみと注がれたつゆと、酒猪口に申し訳程度に盛られた薬味が、なんともアンバランス。だが、肝心の蕎麦は灰色の斑点が混じる挽きぐるみ風で好印象。
 どらどらと、ずるり一啜りすれば、はぁ〜、こりゃ上出来だ!
 揚げて若干の時間が経っていたのか、若干のび気味の表面はぬらりと艶っぽい食感ではあるが、噛み込んだときの風味、甘味ともナカナカのもの。
 つゆも甘めではあるが、かえしのこく、だしの香りもしっかり効いている。五徹しば多など多め勢卒業店に相通じる、誰もが馴染みやすい大衆本格味(?)タイプである。
 食べ進むうち、麺線が不揃い&短いのがカナリ気にはなるが、盛りの量もナカナカだし、蕎麦湯もトロンとイイ感じ。これで290円は確かに安い!
 あまりの安さに感動し、かけを追加注文する。が、コチラはイマイチ私の好みではない。ざる同様、そば自体のこしが弱いのでで食べると、てろてろふにゃふにゃ。すめもだしの香りより甘味が立ちすぎていている気がする。
 卓上の蘊蓄書きによると、阿蘇で自家栽培している赤そばという品種の蕎麦を、石臼で挽き、つなぎナシの生粉打ちで仕上げ、無化調のつゆで出しているのだとか。地酒も数種置いてあるし、だし巻きや蕎麦味噌など、「蕎麦屋の肴」も揃っている。

 ハンバーガー牛丼うどんラーメンと、一時活況を呈した「大衆食デフレ現象」だが、価格競争に疲弊したのか、最近は往事の勢いが感じられない。遅れてやって来たデフレ蕎麦の行く末や如何に…。

生粉蕎麦 玄ざるそば290円かけそば290円。福岡市中央区長浜1−2−24北天神エス・ビー・ホテル1階。11:00〜21:00、年中無休。Pなし。

夜は先週麺屋さんから習った和風つけ麺。
がめ煮の残り汁と具の鶏肉に
濃縮めんつゆを足し、熱湯でわったつゆに
黒胡椒七味を少々ふって、冷素麺を食べる。
これ、カナリ旨いデス!
どこかのお店で商品化したら
きっと売れると思うけどなぁ…。

 


◎2004年通算麺喰い数◎
ラーメン151●うどん56●そば41